【梅雨明け2025】西日本は6月として初めての梅雨明けに!猛暑&台風の動向に注意

今日27日(金)午前中、近畿地方と中国地方、四国地方、九州北部地方、九州南部で梅雨明けの発表がありました。記録的な早さで夏の到来となりましたが、この先は猛暑となる見込みです。

西日本で梅雨明け!6月の発表は記録的な早さ

先ほど近畿地方と中国地方、四国地方、九州北部地方、九州南部で梅雨明けの発表がありました。
▼近畿地方   平年より22日早い 昨年より21日早い (統計史上最早)
▼中国地方   平年より22日早い 昨年より24日早い (統計史上最早)
▼四国地方   平年より20日早い 昨年より20日早い (統計史上最早)
▼九州北部地方 平年より22日早い 昨年より20日早い (統計史上最早)
▼九州南部   平年より18日早い 昨年より19日早い
近畿地方と中国地方、四国地方、九州北部地方では、これまでの最早記録が7月の初旬となるため、統計史上最も早い梅雨明けとなります。
なお、梅雨明けの発表は速報値で、春から夏にかけての実際の天候を考慮して、9月ごろに確定値が発表されます。その結果、速報値と確定値で日にちが変更となる場合があります。
最新の梅雨入り・梅雨明けに関する情報はこちらからご確認ください。

この先の天気は?ゲリラ豪雨や猛暑に警戒


この先は、夏の高気圧に覆われるため、晴れる日が多いでしょう。ただ、7月に入ると、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすく、晴れていても、午後は天気が急変して、『ゲリラ豪雨』の発生する可能性もあります。こちらのコラムから雷雲の接近するサインをいま一度ご確認ください。
また、暑さにも注意が必要です。最高気温は西日本の各地で連日30度以上の真夏日となり、猛暑日に迫る暑さの日もあるでしょう。梅雨明け直後は例年、熱中症の搬送者数が増え、年間で最多となるケースが多いため、万全の対策が必要です。

最新の1か月予報!7月の1週目は台風発生の可能性


昨日26日(木)に発表された最新の1か月予報では、気温が全国的に平年よりも高くなる見込みで、梅雨明け直後の猛暑に警戒が必要です。また、夏の高気圧に覆われやすく、北日本太平洋側と東・西日本では日照時間が多く、西日本では少雨も予想されています。
ただ、7月に入ると、日本の南の海上は台風や熱帯低気圧などの熱帯擾乱(ねったいじょうらん)の発生しやすい状況が続き、今後の動向に注意が必要です。