今日6月21日(土)は、二十四節気の夏至(読み方:げし)です。
日本を含む北半球では、一年の中で最も昼が長く、夜が短くなる日で、夏至を境にだんだんと日が短くなっていきます。
この時期に見頃を迎える草花や旬の食べ物を紹介していきます!
夏至に見頃を迎えている草花
地域によって多少差はありますが、この時期に見頃を迎える代表的な草花には、アヤメ(菖蒲)、ネジバナ、クチナシなどがあります。本州付近は梅雨真っ只中で、雨の日が続くと鬱陶しく感じることもありますが、草花にとっては恵みの雨ともなります。
・アヤメ(菖蒲)
アヤメ(菖蒲)は、アヤメ科アヤメ属の多年草です。花びらに網目模様があるのが特徴で、“文目”や“綾目”と書くこともあります。花札の絵柄にも5月の札として用いられていますが、見頃は5月~6月頃です。
花言葉は、「希望」「よい便り」「神秘的」などがあります。
・ネジバナ
ネジバナは、ラン科ネジバナ属の多年草で、モジズリとも呼ばれます。茎の周りに小さな花がらせん状に咲くのが特徴的です。4月〜7月頃にかけて見頃を迎えます。
花言葉は、「思慕」です。
・クチナシ
クチナシは、アカネ科クチナシ属の常緑樹です。大きな白い花を咲かせた後は、秋に果実をつけます。 果実は黄色の着色料や生薬・漢方薬の原料などに使われます。梅雨時期の6月~7月頃にかけて見頃を迎えます。
花言葉は、「とても幸せ」「喜びを運ぶ」「優雅」などがあります。
夏至に旬を迎えている食べ物
・キュウリ
キュウリは、代表的な夏野菜のひとつで、6月~9月頃に旬を迎えます。みずみずしさと、パリッとした食感が特徴で、生で食べることが多いですが、加熱してもおいしくいただけます。
約95%が水分ですが、ビタミンやカリウムなどの栄養素も含まれます。
・オクラ
オクラは、ネバネバが特徴の夏野菜で、断面はきれいな星形をしています。加熱することが多いですが、下処理をすれば生で食べることもできます。6月~9月頃に旬を迎え、夏バテをして食欲の落ちている時でも食べやすい食材です。
β-カロテンや葉酸、ミネラル、食物繊維などの栄養が豊富で、腸内環境を整える効果もあります。
・ハモ(鱧)
ハモ(鱧)は、ウナギ(鰻)に似ていますが大きな口が特徴で、見た目は少し怖いのですが、淡白な白身魚です。京都の夏の風物詩ともいえる食材で、6月~7月頃に旬を迎えます。湯引きで食べられることが多く、上品な味わいです。
たんぱく質やビタミンやカルシウムのほかに、コラーゲンも含まれていて、美容にもうれしい食材です。
二十四節気や七十二候については、こちらのページでも解説しています。
<参考>
・文部科学省 「日本食品標準成分表(八訂)」