西日本から東日本で梅雨入りし、雨の季節となっています。
外出が億劫になるこの時期ですが、しっとりと濡れたあじさいが咲き誇る風景は、梅雨ならではの楽しみです。
今日は、梅雨のお出かけが楽しみになるような、あじさいおすすめスポット7選をご紹介します!
あじさいは例年、6月はじめに九州地方から見頃を迎え、6月中には中国・四国~関東で、7〜8月は北日本へと開花前線が北上します。
気象庁では、あじさいの真花(しんか)が2〜3輪咲いた日を、「あじさいの開花日」としていて、開花日発表日から既に見頃がスタートしています!
鎌倉のあじさい名所
あじさいの名所が多いことで知られるのが、神奈川県の鎌倉です。
歴史ある街並みや寺院、民家や江ノ電線路沿いなど、街中の至る所に咲いていて、さまざまな種類のあじさいを楽しめます。
中でも、鎌倉の「三大あじさい名所」と言われるのが、「長谷寺」、「明月院」、「成就院」です。
➀ 長谷寺(神奈川県)
約40種類、2,500株以上のあじさいが咲き誇る名所です。境内にある散策路「あじさい路」からは、色とりどりのあじさいとともに由比ヶ浜の海を一望できる絶景が楽しめます。あじさいの品種が多く、種類によって開花する時期が異なるため、長谷寺では5月中旬から7月上旬まで長期間楽しむことができます。
【アクセス】江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩約5分
〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
② 明月院(神奈川県)
長谷寺と並んで鎌倉の中でも特に有名なあじさいの名所で、「あじさい寺」として知られています。境内の参道の石段の両脇には、藍色のあじさいが咲き並び、「明月院ブルー」を呼ばれて観光客に人気のスポットです。
【アクセス】JR北鎌倉駅から徒歩約10分
〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内189
➂ 成就院(神奈川県)
成就院も鎌倉を代表するあじさいの名所で、参道の両側に咲くアジサイと由比ヶ浜を望む絶景が魅力です。しかし、2015年から老朽化した参道の改修工事に伴い、参道脇のあじさいは東日本大震災の被災地である宮城県南三陸町へ寄贈されました。当時に比べてあじさいの株数は減ったものの、現在は新たに萩が植えられ、秋はまた違った風景が楽しめます。
【アクセス】江ノ島電鉄「極楽寺駅」から徒歩約5分
〒248-0023 神奈川県鎌倉市極楽寺1-1-5
鎌倉のほかにも、関東近郊のあじあさい名所をご紹介します。
④ 雨引観音(茨城県)
茨城県桜川市の雨引観音(雨引山楽法寺)は、梅雨の時期に開催される「あじさい祭り」が人気です。100種類、5,000株ものあじさいが境内を彩ります。写真映えスポットとしても人気なのが「水中華」と呼ばれる、剪定(せんてい)されて切り取られた花を池に浮かべた光景です。あひるや孔雀(くじゃく)との共演も見られ、夜のライトアップも行われています。
【アクセス】JR岩瀬駅から車・タクシーで10分(土日はバスも運行)
〒309-1231 茨城県桜川市本木1
⑤ 白山神社(東京都)
白山神社は都内有数のあじさいの名所です。毎年6月には「文京あじさいまつり」が開催され、約3,000株の多彩なあじさいが咲き誇ります。期間中は富士塚(富士山の形に模した人工的な山)が特別公開されて登頂することができ、山全体を埋め尽くすように立体的に咲いたあじさいを見ることができます。
【アクセス】都営地下鉄白山駅から徒歩約3分
〒112-0001 東京都文京区白山5-31-26
⑥ 幸手権現堂桜堤(埼玉県)
桜で有名な埼玉県幸手市の権現堂堤ですが、6月はあじさいまつりを開催していて、約10,000株のあじさいが堤の斜面を埋め尽くします。特に、アナベルという品種の白あじさいは「幸手権現堂あじさいまつり」のシンボルで、一面に広がる白い絨毯のようなあじさいは一見の価値ありです。
【アクセス】東武日光線幸手駅から路線バスで15分または徒歩30分
〒340-0103 埼玉県幸手市大字内国府間887-3
⑦ 下田公園(静岡県)
都心から少し離れた静岡県伊豆半島の下田公園は15万株、300万輪のあじさいが咲き、日本で一番株数が多いことで知られています。下田公園の広さは東京ドーム5.5個分相当で、あじさい越しに下田市街と下田港を一望できる景色は圧巻です。毎年6月には「下田あじさいまつり」が開催され、多くの観光客で賑わいます。
【アクセス】伊豆急下田駅から車・タクシーで5分または徒歩20分(バスも運行)
〒415-0023 静岡県下田市3丁目
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https://sorakura.jp/20230607201-2/