2025年版!梅雨入りの見通し~期間は短いものの、雨量は例年と同じぐらいの予想に~

2025年は、九州南部が全国トップで梅雨入りしたり、沖縄・奄美地方では、平年より遅い梅雨入りとなるなど、例年と比べ異例な雨の季節を迎えています(※あくまでも速報での表記で、9月の確定報で日付が変更になる可能性があります)。
関東地方を含むその他の各地は、いつごろから雨の季節を迎えるのか、最新の予報を見ていきましょう!

梅雨って何?なぜ梅雨入りの発表があるの?

梅雨は、春と夏の季節の境目。第五の季節と呼ばれることもあります。約1か月半もぐずついた天気になりやすい理由は、春の空気と夏の暖かく湿った空気がぶつかり合う事で、雨雲の帯(前線)が発生するためです。

・なぜ梅雨入りの発表があるのか
気象庁では、1週間程度先までの天気予報で、停滞前線によって、くもりや雨の日が続く予想の場合に「梅雨入り」と発表しています。
梅雨入りを発表する理由としては、梅雨の時期は、大雨による災害が発生しやすかったり、くもりや雨の日が多くなるため社会的な関心が高まったりするためです。また、梅雨が明けた後の真夏の時期に備えて、必要な農業用水などを蓄えてもらうという理由もあります。
梅雨入りの発表=大雨に対する備えを見直すきっかけ情報、と思って頂けると嬉しいです!

・例年はいつ梅雨入りするの?
6月頃に発表される梅雨入りは、速報的な意味合いがあり、毎年9月頃に実際に降った雨の期間を降り返り、改めて梅雨入りの日付の発表があります。

各地方の梅雨の平年値を見てみると、だいたい6月上旬から7月前半の約1か月半が梅雨の期間となっています。

梅雨期間カレンダー
梅雨期間カレンダー

2025年 各地方の梅雨入りの見通し

2025年梅雨入り予想

日本の上空でジェット気流が南に蛇行しやすく、5月末までは梅雨前線が北上しにくい状況となっています。数日おきにくもりや雨の天気となる予報ですが、梅雨入り宣言がされるほど長続きはしないため「梅雨の走り」と言えそうです。

6月に入ると段々夏の高気圧が張り出し、梅雨前線が北上する予想!
このため、四国や東海・関東など太平洋側の地域は、平年通りの梅雨入りとなりそうです。6月中旬は前線の北上がややゆっくりになる可能性があり、九州北部や北陸、東北地方では、平年並かやや遅い梅雨入りとなりそう。
各地の梅雨の期間の降水量は、例年と同じぐらいか多い予想となっています。

梅雨明けはどうなる?

夏の高気圧の勢力が強い予想で、各地とも梅雨明けが早い見通しです。今年は、梅雨の期間が短い可能性がありますが、雨量は平年並の予想。つまり、降ったらまとまった雨=大雨災害に注意!ということです。

各地の梅雨入り・梅雨明けは、こちらの特設サイトでも確認することができます!
梅雨入り梅雨明け2025

また、時間や気持ちにゆとりがある時に、大雨への備えを見直してみましょう!
特集ページ「備えてくらす もしもの防災」では、大雨に関する情報や避難情報の見方、大雨への事前の備えをまとめています。ぜひ参考になさって下さい。

備えてくらす もしもの防災

<参考資料>
気象庁 季節予報
https://www.jma.go.jp/bosai/season/