九州南部 全国で最も早く雨のシーズンに突入!
本州付近の前線の影響で、九州では今日午前中から雲が広がり所々で雨が降っています。
気象庁は、今日5月16日(金)11時に、九州南部で梅雨入りしたと見られると発表しました。
平年より14日早く、昨年より23日早い梅雨入りとなり、確定すれば1956年の5月1日頃、2021年の5月11日頃、1954年の5月13日頃、1974年の5月14日頃に次いで5番目に早い梅雨入りとなります。
また、沖縄・奄美では日差しの届く日が続いているため梅雨入りが遅れていて、
九州南部の梅雨入りが沖縄より早くなるのは1976年以来ぶり
九州南部の梅雨入りが奄美より早くなるのは1954年以来ぶり
となり、九州南部が単独で全国一番乗りの梅雨入りとなるのは、1951年の統計開始以来初めてとなります。
梅雨入りとは?
気象庁は、その先1週間の予報をもとに、雨や曇りの日が多くなり始める頃を「梅雨入り」として、地方ごとに発表しています。
梅雨入りの発表は速報値で、春から夏にかけての実際の天候を考慮して、9月ごろに確定値が発表されます。その結果、速報値と確定値で日にちが変更となる場合があります。
なお、梅雨入り・梅雨明けに関する情報はこちらからご確認ください。
明日は九州~東海で警報級の大雨のおそれ
梅雨前線が華南から東シナ海にあり、明日17日(土)にかけて本州に停滞します。
今日16日(金)この後は九州で雨が降り出し、夜は中国四国から近畿、北陸も雨が降るでしょう。
九州では局地的にバケツをひっくり返したような激しい雨が降り、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
明日17日(土)は、九州は断続的に雨が降り、雷を伴って激しい雨が降るでしょう。引き続き大雨災害に注意・警戒して下さい。
中国・四国~関東も午前中から雨が降り、近畿や東海、北陸では激しい雷雨になる所があるでしょう。
夜は東北や北海道でも雨が降り、雨脚が強まりそうです。
都市部では短時間でも雨の排水が追い付かず、浸水する可能性があります。
お出かけを予定されている場合は、最新の気象情報や交通情報を確認してください。
17日の24時間に予想される最大降水量
九州北部 50~100ミリ
九州南部 100~150ミリ
近畿地方 50~100ミリ
東海地方 100~150ミリ
北陸地方 50~100ミリ
梅雨入りした九州南部は大雨災害のリスク続く
明後日18日(日)にかけても九州南部~関東南部では発達した雨雲がかかり、梅雨入りをした九州南部では、22日(木)頃にかけて、梅雨前線の雨雲がかかるでしょう。
大雨災害のリスクが高まりますので、アンダーパスなどの低い土地の浸水、川の増水、土砂災害などの大雨災害に注意・警戒が必要です。