【沖縄は大雨に警戒】本州も来週末は大雨の可能性あり!今見直したい対策3つを解説

前線の活動活発化!大雨に警戒を

沖縄・奄美には、今日10日(土)正午現在、停滞前線による活発な雨雲が掛かっています。
今日午前中は、石垣島や宮古島を中心に激しい雨や非常に激しい雨を観測した地点もあります。今日午後は石垣島や与那国島を中心とした八重山地方で、明日11日(日)は沖縄本島地方を中心に、局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降るでしょう。

滝のような雨ってどんな雨?明日にかけて警戒続けて

非常に激しい雨
沖縄県内で観測されている1時間50ミリの非常に激しい雨は、滝のような雨と言われ、都市部では排水機能が追い付かず、マンホールから水があふれ出すこともある危険な降り方です。明日にかけては、沖縄本島地方でも非常に激しい雨の降り方になる可能性があります。
沖縄地方で予想される雨の降る量は、いずれも多い所で以下の通りです。
【10日12時から11日12時までの24時間】
▼沖縄本島地方 150ミリ
▼先島諸島   150ミリ
【11日12時から12日12時までの24時間】
▼沖縄本島地方 100ミリ
▼先島諸島   80ミリ
梅雨入り前ではありますが、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水・氾濫に警戒が必要です。また、落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意し、雷雲の接近するサインに気づいたら、建物の中に移動するなど、安全確保に努めてください。

本州も来週は『梅雨の走り』に!大雨の対策の見直しを急いで


来週後半は本州付近に前線が停滞しやすく、梅雨を先取りしたような天気が続く「走り梅雨」の状態になりそうです。詳細な週間予報はこちらをご確認ください。前線の位置や活動の度合いによっては、まとまった雨となりますので、早め早めの対策を行いましょう。
梅雨入り前に見直したい対策を3つ挙げますので、ぜひご家族でいま一度見直してみましょう。
①ハザードマップをチェック
ハザードマップ
お住いのある場所や学校、職場のある市町村のハザードマップを梅雨入り前に確認しておきましょう。特にチェックすると良い項目が、ほかの場所より低くなっていて、水が溜まりやすい危険なエリア、避難場所、通行規制の可能性です。実際に大雨を想定して、避難所までの道のりを歩いて確認するのもおすすめです。
②大雨に関する言葉をチェック
警戒レベル
梅雨時期に入ると、「線状降水帯」や「記録的短時間大雨情報」など様々な大雨に関する言葉を見聞きするかと思いますが、いま一度どんな情報かチェックしておきましょう。
中でも「警戒レベル」では、市区町村が5 段階で発令する防災情報で、災害発生の危険度を直感的に理解することができます。レベルは1から5まであり、レベルが高くなるほど危険性が高く、警戒レベル5はすでに災害が発生している、または、切迫している状況です。
市町村から5段階の「警戒レベル」の内、警戒レベル4(避難指示)や警戒レベル3(高齢者等避難)が発令された場合は、避難するようにしましょう。また、自治体からの発表がなくても、気象庁などから警戒レベル4や警戒レベル3に相当する防災気象情報が出されていたら、避難を検討するようにしてください。また、警戒レベル5を待つことなく、警戒レベル4までに必ず避難しましょう。
③非常用持ち出し袋の中身をチェック
非常用持ち出し袋
非常袋2
災害発生時は、生活に必要なものが手に入りにくくなります。そのため、「非常用持ち出し袋」と「家庭用の生活必需品」が重要になります。非常用持ち出し袋は、3日分の飲食料や衛生グッズ、救急用品などに加え、性別や年齢、持病の有無などに合わせて内容を検討してください。
また、家庭用の生活必需品の中でも保存食は「ローリングストック」で循環させるのがおすすめです。普段から食材を多めに購入し、使った分は買い足していくことで、いざという時の賞味期限切れを防ぐことができます。