今日は二十四節気の「立夏」 この時期が見頃の草花や旬の食べ物は?

今日5月5日(月・祝)は、二十四節気の立夏(読み方:りっか)です。
暦の上では夏が始まり、比較的過ごしやすい初夏の陽気となる日が増える時期です。
この時期に見頃を迎える草花や旬の食べ物を紹介していきます!

立夏に見頃を迎えている草花

地域によって多少差はありますが、この時期に見頃を迎える代表的な草花には、ツツジ、ドクダミ、シャクヤク(芍薬)などがあります。色とりどりの花々が気持ちのよい青空に映えます。

・ツツジ

ツツジ

ツツジは、ツツジ科の植物です。漢字にすると「躑躅」と書き、どちらの字にもたちどまる、たたずむといった意味があります。甘い蜜が特徴ですが、レンゲツツジなど有毒性のものもありますので、注意が必要です。4月〜5月頃にかけて花を楽しむことができます。
花言葉は色によっても異なりますが、「節度」「慎み」などがあります。

・ドクダミ

ドクダミ

ドクダミは、ドクダミ科ドクダミ属の多年草です。民間薬としても使われ、ジュウヤク (十薬)と呼ばれます。また、茎や葉から作られるどくだみ茶にはデトックス効果があります。
花弁(花びら)や萼(がく)はありませんが、5月~6月頃に小さい花の集まりが開きます。
花言葉は、「白い追憶」「野生」などです。

・シャクヤク(芍薬)

シャクヤク

シャクヤク(芍薬)は、ボタン科の多年草です。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という、美しい女性のことを例える言葉がありますが、シャクヤクはすらりと茎がのびることから女性の立ち姿の美しさに例えられています。5月~6月頃に見頃を迎えます。
花言葉は色によっても異なりますが、「恥じらい」「誠実」「はにかみ」などがあります。

立夏に旬を迎えている食べ物

・夏ミカン

夏ミカン

夏ミカンは、柑橘類の一種で、ナツダイダイ(夏代々)やナツカン(夏柑)とも呼ばれます。大きな実や厚い皮、少し苦味のある味が特徴で、4月~5月頃に旬を迎えます。
ビタミンやクエン酸を多く含み、風邪予防や疲労回復に効果的です。

・タケノコ

タケノコ

春を代表する味覚のタケノコは、漢字では竹の子や筍と書き、生長すると竹になります。一般には2月下旬~5月下旬頃までが旬の時期で、タケノコ狩りも人気があります。アクはえぐみの原因となりますので、適切な下処理が必要です。
食物繊維が多く、腸内環境を整える効果があります。

・ホタテ(帆立)

ホタテ

ホタテガイ(帆立貝)は大きな二枚貝で、クセが少ないため、老若男女に人気の貝類です。旬は夏(5月~8月頃)と冬(12月~3月頃)の年2回あり、夏は大きな貝柱をおいしくいただけます。
高たんぱく質・低脂質で、鉄分などのミネラルも豊富で、旨味成分のグルタミン酸も多く含まれます。

二十四節気や七十二候については、こちらのページでも解説しています。

<参考>
・文部科学省 「日本食品標準成分表(八訂)」