【気象予報士が解説】GW後半戦は関東~九州で夏日続出!?GW中にしたい『五月病』対策とは?

天気は周期変化で2日(金)は雨でヒンヤリ



平日もお休みすると最大11連休となる今年2025年の大型連休ですが、この先は気温変化が大きくなりそうです。
明日30日(水)は移動性の高気圧に覆われ、全国的に晴れるでしょう。5月スタートの1日(木)は西から下り坂に向かいますが、関東から九州の内陸では25度以上の夏日となる所も多くなりそうです。
ただ、季節先取りの陽気は続かず、2日(金)は低気圧が通過し、気温はグッと下がり、東京都心も20度に届くかどうかとなるでしょう。雨の降る時間が長く、さらに気温の上がらない可能性もあります。
大型連休の後半戦となる3日(土)以降は、晴れる日を中心に最高気温が25度前後まで上がりますが、一日の気温変化が10度以上になる日もあり、数日の周期や一日単位の気温変化に注意が必要です。

寒暖差は晴れる日ほど大きい!「放射冷却」が原因

放射冷却
晴れる日ほど気温差が大きくなる理由は、「放射冷却」と呼ばれる現象が起きるためです。放射冷却は地面が冷え、地面近くの空気が冷やされて気温が下がる現象のことです。
地表付近の熱は夜のうちに上空に熱が逃げていきますが、雲が多い場合は、雲が布団の役割をして熱が逃げづらくあまり冷え込みません。一方、晴れて風が弱い夜は、熱が逃げ、冷え込みやすい特徴があります。

GW中から五月病の対策を!

まもなく5月が始まりますが、連休明けに気を付けたいのは五月病です。正式な医学用語ではありませんが、5月頃になんとなくだるさが続いたり、やる気が出なかったりする症状が現れることがあります。
慣れない新生活のストレスに加え、春の大きな寒暖差や気圧差も原因の一つと言われています。特に連休中は普段と異なる生活スタイルとなるため、大型連休の後半戦は、連休明けを意識した規則正しい生活を送るようにしましょう。
五月病の対策を3つまとめてみましたので、いま一度見直してみましょう!
・規則正しい生活を送る
朝日を浴びる
大型連休中はつい寝る時間が遅くなり、朝も寝坊しがちかもしれませんが、毎日決まった時間に起床するようにしましょう。自律神経を整えることができます。また、朝起きたらカーテンを開け、朝日を浴びるようにしましょう。日光を浴びると体内時計が整い、セロトニンの分泌が増え、うつ病の予防に効果的です。
・運動する習慣をつける
ストレッチ
ウォーキングなどの運動をする習慣をつけると、体の健康だけではなく、心の健康にも効果があるといわれています。また、ヨガやストレッチは、呼吸を意識することでリラックス効果も期待できます!最近では無料でエクササイズ動画も見ることもできますので、この機会に探してみるのも良いかもしれません。
・栄養バランスのとれた食事を意識する
栄養バランス
栄養バランスの取れた食事を意識し、免疫力を高めましょう。特に疲労回復効果を期待できるビタミンB1は豚肉に豊富に含まれています。野菜や果物も意識してメニューに入れてみましょう。春バテに効果的なスピード朝食メニューはこちらのコラムでも紹介しています!