今週前半は『夏日』地点続出し春でも熱中症に注意!今週は『熱中症警戒アラート』の運用開始

季節先取りの暑さのピークは?


今週中頃までをピークに関東から九州では再び25度以上の夏日となる地点があるでしょう。場所によっては30度以上の真夏日になる可能性もあり、季節先取りの暑さに注意が必要です。
南風が暖かな空気を運び、平年以上の気温となっています。今週中頃の雨を境に一旦暑さは落ち着く見込みではありますが、大型連休の前半は再び夏日近い暑さになるでしょう。

春でも熱中症に注意!その理由とは?

まだ4月ではありますが、熱中症にご注意ください。その理由は、『暑熱順化(しょねつじゅんか)』できていない、すなわち体が暑さに慣れていないためです。
暑熱順化
暑熱順化ができていない体では、塩分濃度の高い汗となってしまい乾きにくいですが、暑さに慣れ、暑熱順化できていると乾きやすい汗に変わり、熱を発散しやすくなります。
暑さに慣れてないと、熱中症となるリスクが高まります。

今週から熱中症警戒アラートの運用開始!

今週23日(水)からは『熱中症警戒アラート』の今年2025年の運用が始まります。
熱中症警戒アラートと熱中症特別警戒アラート
熱中症警戒アラートは、気温だけではなく湿度などの要素も加味した暑さ指数(WBGT)が33以上となる場合に気象庁と環境省から発表されます。昨年2024年からは著しく気温が高くなって重大な健康被害が生じるおそれがある場合に警戒のレベルが一段と高い『熱中症特別警戒アラート』の運用も開始されています。
熱中症警戒アラートが発表されていなくても、この時期の突然の暑さによって熱中症になる可能性がありますので、こまめな水分・塩分の補給に加え、帽子や日傘で日差しを遮る、日陰や冷房の効いた室内で過ごすなど、熱中症の対策を見直してみてください。

<そらくら関連コラム>
・熱中症の症状や対策は?
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