【気象予報士が解説】4月なのに関東で雪エリアも!気温が低ければ都心も雪混じる可能性

先週は3月としては異例の『暑さ』が続きましたが、今週は体感がガラリ、『冬の寒さ』が戻ってきています。
今日31日(月)も雲が多く、雨のぱらつく所がありますが、新年度初日となる明日1日(火)は本降りの雨となるでしょう。標高の高い地域では雪が混じり、都心も雪の降る可能性はあるのでしょうか?
最新の見解を気象予報士が解説します。

4月1日は関東で広く冷たい雨!雨をもたらす原因は?


関東付近は北よりの風がぶつかり、すっきりしない天気が続いています。今日には東海道沖に低気圧が発生する見込みで、しばらく低気圧が停滞するため、3日(木)頃まで雨の降りやすい状態が続くでしょう。
明日は活発な雨雲が流れ込むため、平野部では広くまとまった雨となりそうです。

気温が予想より低ければ雪混じる可能性あり


明日午前中は関東で広く気温が5度前後で推移し、平野部は冷たい雨に、関東北部の山間部や西部の山沿いで雪が予想されます。
明日午前中にかけて予想される雪の降る量は、いずれも多い所で以下の通りです。
▼山梨県の山地及び東部・富士五湖 10センチ
▼神奈川県の西部の山地      5センチ
▼静岡県の山地          5センチ
関東の北部の山地と埼玉県秩父地方、東京都多摩地方も雪が降り、うっすらと積雪する可能性があります。
また、東京都心の予報は現段階では『雨』ですが、気温が1度下がると雪に変わり、さらにもう1度低くなると積雪する可能性も否定できません。最新の予報を確認し、交通情報を確認しましょう。

朝の通勤時間帯は時間に余裕を持った行動を!

明日から4月となり入社式を予定されている新入社員や、新生活の始まる方も多いのではないでしょうか?雨や雪によって、交通機関が乱れる可能性もありますので、時間に余裕を持った行動を心掛けましょう。
また、山沿い方面に車でお出かけという方は、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンなど雪道の装備が必要になります。雪道の運転に自信がない方はバスや電車など公共交通機関に切り替えるなど柔軟な対応を検討しましょう。