【気象予報士が解説】九州南部・奄美地方で春一番発表!南風吹き夏日近くまで気温上昇!

九州南部・奄美で春一番発表!昨年より12日遅い

3日(月)午前中は九州南部と奄美地方から春一番発表の便りが届きました。
昨年より12日遅い観測です。
春一番の各地の基準については、こちらの特設サイトでまとめています。

各地の風の強さは?暖かさはいつまで?

今日午前10時までに観測された最高気温や最大瞬間風速は以下の通りです。
▼鹿児島 24.3度 西南西 最大瞬間風速18.9m/s(08:23)
▼名瀬  25.6度 南西  最大瞬間風速9.8m/s(08:34)
▼宮崎  23.7度 南西  最大瞬間風速22.8m/s(08:40)

この先も気温の高い状態が続くのでしょうか?
明日4日(火)にかけては雨の降りやすい状態が続きますが、最高気温は20度前後まで上がり、比較的暖かく感じられそうです。ただ、今週末は気温がグッと下がり、日中も15度前後にとどまるでしょう。晴れる日は気温変化が10度以上となり、アップダウンが大きくなりますので、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。

明日にかけて大雨や強風に!気を付けたい注意点は?

明日4日(火)にかけては前線上の低気圧が接近し、春の嵐となりそうです。気象予報士が防災上の注意点をまとめました。

①強風

風の強さ
春の暖かな空気と冬の冷たい空気がぶつかって、低気圧が急激に発達することで、広い範囲で風が強まり、瞬間的には25m/sを超えるような暴風が吹き荒れることもあります。風に向かって歩くのが困難となって、立っていられなくなり、転ぶ人が出るほどの風です。
また、強風によって、物干し竿や雑巾などが飛散する可能性もありますので、屋外の整理整頓をするなど、対策をしましょう。

②落雷や竜巻

天気急変のサイン
明日にかけては九州南部では激しい雨や雷雨が予想されています。落雷や竜巻などの激しい突風の発生する可能性もありますので、発達した雷雲の接近するサインに気づいたら、建物の中に移動するなど安全確保に努めてください。