【気象予報士が解説】関東はおよそ1か月ぶりの雨!都心は雪に変わり積雪の可能性!いつ注意が必要?

今日3日(月)の東京都心では、先月2月2日以来およそ1か月ぶりに雨が降っています。このあと気温が時間とともに下がり、夕方にかけて雪の混じる可能性があります。
気象予報士が雪の見通しを解説していきます。

このあと気温は右肩下がり!なぜ日中に気温が低下する?


3日(月)に日付が変わった頃は14度ありましたが、14時30分には2度と夜間から10度以上も急降下し、東京・日本橋でも、しっかりと大粒の雪が降ってきました。
気温が下がる理由は、本州付近に停滞する前線が南下し、北側の冷たい空気が流れ込むため。シベリアの大陸育ちの冷たい空気が流れ込み、関東の上空約1,500mには関東で雪の降る目安といわれる氷点下3度ぐらいの寒気が今夜にかけて入りそうです。
午後ほど気温が下がり、夕方にかけては関東平野部も雪が降り、雪が続く場合は積雪の可能性があります。

【雪の見通しは?】いつ注意が必要?


関東で雪の降るタイミングは今日3日(月)夕方までと、明日4日(火)午後から明後日5日(水)にかけて注意が必要です。予想される雪の降る量は、いずれも多い所で以下の通りです。
【6日朝までの24時間】
関東北部の山地       20センチ
関東北部の平地       5センチ
箱根から多摩地方・秩父地方 5センチ
関東南部の平地       3センチ
(東京23区         1センチ)
甲信地方          20センチ
【そのあと7日朝にかけての24時間】
関東北部の山地       30センチ
関東北部の平地       15センチ
箱根から多摩地方・秩父地方 10センチ
関東南部の平地       5センチ
甲信地方          20センチ
予想より気温が低くなった場合や、降水量が多くなった場合には、警報級の大雪となる可能性があります。積雪や路面の凍結による交通障害に注意・警戒が必要です。また、ビニールハウスの倒壊や、電線・樹木への着雪にも注意してください。

直前でもできる大雪の対策とは?

普段から雪に慣れていない地域では、少しの雪でも交通機関に影響が出たり、転倒事故などが発生したりする可能性があります。また、湿った雪が電線に積もり、停電が発生することもあります。雪が予想される場合は、以下のポイントを確認してください。
タイヤチェーン
【事前の備え】
・雪かき用スコップの用意する
・食料や水の備蓄の確認する
・バケツやお鍋に水をくみ置きする
・水道管に保温材を巻く
・毛布や防寒グッズを用意する
・スタッドレスタイヤやチェーンを装備する

【外出が必要な場合】
・最新の交通情報を確認する(計画運休の可能性も確認する)
・外出先の最新情報を確認する(施設の営業時間やイベントの実施情報など)
・滑りにくいフラットな靴を履く
・手には荷物を持たず、リュックサックを利用する
・「ペンギン歩き」を意識する

※3月3日(月)14時40分過ぎに本文を一部加筆しました。