今日は二十四節気の「雨水」 この時期が見頃の草花や旬の食べ物は?

今日2月18日(火)は、二十四節気の雨水(読み方:うすい)です。
空から降ってくるものが雪から次第に雨へと変わる頃になりました。
この時期に見頃を迎える草花や旬の食べ物を紹介していきます!

雨水に見頃を迎えている草花

地域によって多少差はありますが、この時期に見頃を迎える代表的な草花には、ジンチョウゲ(沈丁花)、オオイヌノフグリ、ハコベなどがあります。鮮やかな明るい色の花々が季節を春へグッと押し進めます。

・ジンチョウゲ(沈丁花)

ジンチョウゲ

ジンチョウゲ(沈丁花)はジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑樹です。クチナシ、キンモクセイとあわせて日本の三大香木の一つです。香木の「沈香(ジンコウ)」と「丁子(※クローブ)」を合わせたような香りがすることが名前の由来とされます。2月~4月頃にかけて見頃を迎えます。
花言葉は、「永遠」「不死」「栄光」などがあります。

・オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリはオオバコ科クワガタソウ属の越年草です。和名は微妙ですが「星の瞳」とも呼ばれ、英名では「キャッツ・アイ(猫の目)」です。可憐な花は2月~4月頃に咲き、春の訪れを感じさせてくれます。
花言葉は、「信頼」「忠実」「清らか」などがあります。

・ハコベ

ハコベ

ハコベはナデシコ科ハコベ属の植物で、「はこべら」とも呼ばれて春の七草の1つです。2月~5月頃に花が咲き、花が終わると柄が下に垂れて、種が実る頃になると上を向きます。
花言葉は、「ランデブー」「愛らしさ」などがあります。

雨水に旬を迎えている食べ物

・春キャベツ

春キャベツ

キャベツの旬は年に3回あり、春キャベツは3月~5月頃、夏(夏秋)キャベツは7月~10月頃、冬キャベツが11月~3月頃です。春キャベツは生で食べるのに適しています。
キャベツから発見されたキャベジンともいわれるビタミンUは、正式なビタミン類には含まれませんが、胃腸を整える効果があります。

・菜の花

菜の花

菜の花は、ブロッコリーやキャベツなどと同じアブラナの仲間で、「食卓に春の訪れを告げる野菜」として親しまれています。穂先はほろ苦く、独特の風味があります。早いものでは12月から流通し始めますが、ピークは2月~3月の早春に集中します。
低カロリー高タンパクな食材で、ビタミンやミネラルも多く含んでいます。

・ハマグリ

ハマグリ

ハマグリは、二枚貝で一対になっていて、ほかのハマグリの貝殻とはピッタリ合わないことが特徴です。そのため、夫婦円満や良縁を願う縁起物とされています。2月~4月頃に旬を迎える春の食材です。
グルタミン酸などの旨味成分に加えて、アミノ酸を多く含み、ビタミンやミネラルも豊富です。

二十四節気や七十二候については、こちらのページでも解説しています。

<参考>
・文部科学省 「日本食品標準成分表(八訂)」