2月4日(火)から建国記念の日の11日(火・祝)にかけて、さっぽろ雪まつりが開催されます。さっぽろ雪まつりの歴史や見どころ、気になる天気についても気象予報士が解説していきます。
さっぽろ雪まつりとは?
さっぽろ雪まつりとは、2月上旬に札幌市の大通公園などで開催される雪と氷の祭典のことです。さっぽろ雪まつりは、カナダのケベック・ウィンター・カーニバルと、中国のハルビン氷祭りと並んで、世界三大雪まつりの一つに数えられています。
さっぽろ雪まつりは70年以上の歴史があり、はじまりは1950年に地元の中学生と高校生が6基の雪像を設置したことでした。祭りは大盛況となり、翌年以降も開催されることになりました。
1955年の6回大会以降は市民だけではなく、自衛隊が雪像作成に参加をはじめ、年々規模は拡大・来場者数が増加し、会期が長くなり、現在の形となりました。昨年2024年は8日間開催され、来場者数は200万人を超え、新型コロナウイルス前と同じような規模で賑わいました。
3つの会場のそれぞれのみどころ
さっぽろ雪まつりの開催期間中は3つの会場があり、見られるものや体験できるものがそれぞれ異なります。見どころを確認して、移動しましょう!
①大通会場
さっぽろ雪まつりと聞いて思い浮かべるメイン会場です。さっぽろテレビ塔などもある札幌市の大通り公園の西1丁目から11丁目に様々な雪像が作られます。大雪像5基のほか市民雪像や中小雪像、ウィンターアトラクションを楽しむことができます。また、夜間はプロジェクションマッピングも予定されていて、幻想的な景色を見られるでしょう。
②すすきの会場
札幌市を代表する繁華街すすきのも会場の一つとなります。氷像の展示が多く、ライトアップも予定されています。魚が入った氷像は人気が高く、今年は会場内に飲食ブースも登場します。
③つどーむ会場
大通会場やすすきの会場からは少し離れた会場となる「つどーむ会場」はすべり台などのアトラクションをお子様と一緒に楽しむことができます。地下鉄の東豊線の栄町駅からシャトルバスが運行されています。
当日の天気は?強烈寒波が居座り防寒は必須に
では、さっぽろ雪まつり当日の天気を見ていきましょう。冬型の気圧配置が続き、低気圧の通過するタイミングもあり、雪の降る日が多くなりそうです。
特に週末にかけて寒波が居座り続け、最低気温は氷点下5度ぐらい、最高気温も0度前後にとどまるでしょう。厳しい寒さが連日のように続きます。北海道以外の地域から旅行を予定されている方は、持っている中で一番暖かな服装を選び、使い捨てカイロやニット帽などを使い、防寒は万全にしてください。
また、雪まつりの会場は踏み固められた雪となり、非常に滑りやすくなっています。スノーブーツなど滑りにくい靴を履き、小さな歩幅で靴裏全体を地面につけることを意識し、歩くようにしましょう。
<参考・画像引用>
・さっぽろ雪まつり公式サイト
https://www.snowfes.com/
・さっぽろ観光写真ライブラリー
https://www.sapporo.travel/sightseeing.photolibrary/