『南岸低』のち『立春寒波』引き続き冬の対策必要
向こう1週間の天気のポイントは①2月最初の週末に通過する南岸低気圧と、②立春寒波です。
目先31日(金)にかけては冬型の気圧配置が続き、日本海側は雪が降り、太平洋側は晴れる所が多いでしょう。2月へ月が替わるタイミングで天気も変わり目となり、1日(土)は西日本を中心に、2日(日)は全国的に天気が崩れそうです。2日(日)は東北から南の地域は広く冷たい雨となりますが、都心でも雪の混じるおそれがあります。上空の寒気や低気圧の通過タイミングによっては予報が大きく変わる可能性があります。予報をこまめに確認し、最新情報で対策を早めに行いましょう。
そして、来週3日(月)は『立春』で暦の上では春を迎えますが、暦とは裏腹に強い寒気が流れ込むでしょう。数年に一度クラスの寒気で、平地で雪の降る目安の寒気(上空およそ1,500mで-6℃)は九州まですっぽりと覆い、山地で雪降る目安の寒気(上空およそ1,500mで0℃)は沖縄付近まで南下しそうです。関東から沖縄は10年に一度レベルの寒さが予想され、日本海側を中心に大雪となるおそれがあります。こちらも早めの対策を意識してください。
2日(日)は都心で雪の可能性も!その後は日本海側で大雪に
北日本日本海側は雪が、北陸も雪や雨が続くでしょう。北陸では節分の2日(日)と立春の3日(月)は雨がメインとなりそうです。山沿いを中心に平年を上回る積雪となっている地点もありますが、雪どけが進む可能性があります。なだれや落雪に注意し、来週は強い寒気によって積雪が急増するおそれがありますので、十分ご注意ください。
太平洋側は晴れ間の出る日が多いものの、2日(日)は関東で、2日(日)から3日(月)は東北太平洋側で冷たい雨となる可でしょう。都心も気温の低い時間帯に降り出すと雪の混じる可能性があります。最新予報を確認のうえこちらを参考に大雪に備えましょう。
日中の最高気温は、北海道が0度前後、東北と北陸で5度ぐらい、関東は10度前後の日が多いものの、2日(日)の都心の最高気温は5度を少し超える程度でこの冬一番の寒さになりそうです。
『立春寒波』襲来で積雪&寒さに注意
東海から西日本は晴れ間の出る日が多いものの、週末は天気が崩れるでしょう。平地は冷たい雨となりますが、山地は雪が降りそうです。週が明けて4日(火)には上空に一段と強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に濃尾平野や西日本の太平洋側にも雪雲が抜け、積雪となる可能性があります。最新予報に注目し、交通機関に影響の出る可能性がありますので、早めの備えを行いましょう。
最高気温は10度前後の日が多いものの、4日(火)以降は7度ぐらいにとどまり、『立春寒波』の影響で厳しい寒さになりそうです。受験シーズン真っ只中ですが、風邪などで体調を崩さないよう暖かくしてお過ごしください。
沖縄・奄美は晴れ間が出ますが、1日(土)以降は雲が広がり、雨の降る日もあるでしょう。日中の最高気温は20度前後、週明けは15度ぐらいで推移し、風冷えとなりそうです。