週間予報のポイントは『南岸低』と『強い冬型』
向こう1週間の天気のポイントは、仕事始めとなる6日(月)頃に通過する『南岸低気圧』と来週後半の強い冬型による『大雪』です。
南岸低気圧は6日(月)に通過し、太平洋側を含め広く雨が降るでしょう。東・西日本の雪エリアは標高の高い山地に限られ、平地では雨がメインとなりそうです。ただ、寒気の程度によっては予報の変わる可能性もありますので、最新の予報を確認しましょう。
南岸低気圧の通過後は強い冬型の気圧配置に変わり、今シーズン一番強い寒気が流れ込みそうです。7日(火)以降は日本海側で雪の降りやすい状態が続き、9日(木)は福岡など西日本日本海側も雪となるでしょう。
また2日(木)に気象庁から発表された早期天候情報（※）によると8日(水)頃からは中国・四国から沖縄で顕著な低温となり、10年に1度レベルの寒さが予想されています。農作物の管理や体調管理に十分ご注意ください。
※早期天候情報は、気象庁から発表され、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量（冬季の日本海側）となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼び掛ける情報です。
平年より多い日本海側の雪はさらに増加の可能性
向こう1週間は、北日本日本海側は雪が続き、北陸も雨や雪が降りやすいでしょう。8日(水)以降は北陸の平地も雪が降り、積雪が急増する可能性があります。青森県の豪雪地帯・酸ヶ湯（すかゆ）では、すでに平年の2～3倍の積雪の深さで、記録的なスピードで大雪となっています。さらに積雪が増えるため、雪下ろしの作業は複数人で声を掛け合いながら無理せず行ってください。
北日本太平洋側や関東は広く晴れますが、仕事始めの6日(月)は低気圧の通過に伴い雨が降り、関東では久しぶりにまとまった雨になるでしょう。
日中の最高気温は、北海道が0度前後、東北と北陸は5度ぐらい、関東は10度前後の日が多く、来週後半は一段と寒くなりそうです。朝晩は都心でも0度近くまで冷え込む日がありますので、引き続き体調管理にご注意ください。
来週後半は厳しい寒さ！九州も雪雲が流れ込む
東海と西日本はあさって6日(月)が天気の変わり目となります。低気圧の通過に伴い、広く雨が降り、山沿いの一部は雪になるでしょう。来週中頃以降は、強い寒気が流れ込み、西日本日本海側は雨が降りやすく、9日(木)は福岡など九州も雪の降る可能性が高まっています。太平洋側は広く晴れますが、雪雲の流れ込む日もあり、急な積雪に注意が必要です。
朝の最低気温は0度ぐらいまで冷え込む日もあり、日中の最高気温は8度前後でしょう。真冬の寒さが続きますので、インフルエンザなどの感染症の予防のため手洗い・うがいを徹底してください。
沖縄・奄美では6日(月)は雨が降りますが、週中頃は晴れ間も出るでしょう。最高気温は20度に届かない日も多く、風冷えとなりそうです。
