【気象予報士が解説】2025年の初日の出はどこで見られる?各地の時刻もあわせて紹介!

2025年の初日の出は北海道~四国の太平洋側や九州で観測OK!

大晦日の今日31日(火)は低気圧が通過し、通過後は冬型の気圧配置となるでしょう。
元日の明日1日(水)朝にかけては、北海道から山陰の日本海側では雪が降るため、初日の出の観測は厳しそうです。北海道や東北は太平洋側でも雪雲の流れ込む所がありますが、沿岸部を中心に観測のチャンスがあるでしょう。
関東から四国の太平洋側や九州はよく晴れて、各地で初日の出が見られそうです。山梨県や静岡県付近も晴れる予想ですので、富士山と初日の出のコラボレーションを拝める可能性が高いでしょう。

【2025年】主要都市の初日の出の時刻は?

それでは2025年の初日の出の時刻は何時なのでしょうか。
今回は10都市をピックアップして、初日の出の時刻を紹介します。
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・北海道札幌 7時06分
・宮城県仙台 6時53分
・東京都東京 6時51分
・石川県金沢 7時05分
・愛知県名古屋 7時01分
・大阪府大阪 7時05分
・広島県広島 7時16分
・香川県高松 7時10分
・福岡県福岡 7時23分
・沖縄県那覇 7時17分
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日本国内で初日の出が最も早いのは、小笠原諸島の南鳥島で5時27分ですが居住している人はいません。富士山頂は6時42分、東京スカイツリーは6時46分です。

元日の朝は全国的に冷え込み強まる!寒さ対策のポイントは?

元日の朝は、北海道の沿岸部で氷点下5度ほど、内陸部は氷点下10度前後、東北から九州も2度ぐらいの所が多く、山沿いでは氷点下の冷え込みとなるでしょう。
初日の出は寒さ対策が必須で、厚手のコートを着ることはもちろんですが、手足や首元といった「3つの首」をしっかり温めることと、重ね着をすることがポイントです。
足首、手首、首元といった“首”のつく部位は、太い血管が近くを通っているため、温めることで血流がよくなり、全身がポカポカしやすくなります。ブーツなどの下にはタイツや少し厚手の靴下を履いたり、足元用のホッカイロなどを使ったりして、しっかりと温めましょう。手や指先はコートでは補えず、かじかんでしまうと動かしづらくなることもあります。手袋を用意し、可能であれば風を通しにくい革製がおすすめです。首元はマフラーやストールを用意するか、タートルネックなどのトップスがよいでしょう。
また、重ね着は空気の層を作ることで保温効果があるため、着用する枚数が多い方が衣服の中の温度は高くなります。

<参考・引用>
・気象庁「天気分布予報」2024年12月31日11時発表
https://www.jma.go.jp/bosai/wdist/
・国立天文台「初日の出情報(2025年1月)」
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/01-topics01.html