『年末寒波』が襲来!帰省の足に大きな影響か?
向こう1週間は強い冬型の気圧配置になり、強い寒気の影響を受けるタイミングが大きく2回あるでしょう。
まず、明日22日(日)から23日(月)頃は日本海側を中心に大荒れとなって、警報級の大雪となる可能性があります。クリスマスの25日(水)頃はいったん寒気が北上するものの、来週末は再び寒気がグッと南下。平地で雪の降る目安の寒気(上空約1,500mで氷点下6度以下)が関東から九州付近まで流れ込みそうです。
気象庁からは低温に関する早期天候情報(※)が東北日本海側と関東から沖縄で、雪に関する早期警戒情報が東北日本海側から山陰で発表されています。28日(土)頃からは帰省や旅行の足に影響の出るような大雪となる可能性も日本海側で出てきていますので、早め早めの備えと交通機関の確認をしましょう。
※早期天候情報は、気象庁から発表され、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい低温や降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼び掛ける情報です。
日本海側で積雪急増の可能性!雪道の運転の基本とは?
向こう1週間は冬の天気分布が続きそうです。日本海側は雪や雨が降り、東北や北陸が雨と雪の境となりそうです。26日(木)頃は東北や北陸の平地で広く雨が降り、路面がシャーベット状態になる一方、来週末は山沿いを中心に積雪が急増する可能性もあります。北陸方面など帰省を予定されている方は、年末寒波の影響でドカ雪が発生し、高速道路などの交通機関に影響の出るおそれがあります。過去には大規模な立往生が発生したこともありますので、運転の際にはこちらのコラムを参考に備えを見直しましょう。
太平洋側は概ね晴れますが、強い寒気が流れ込むタイミングで北日本日本海側は雪の降る所があるでしょう。
日中の最高気温は、北海道が0度前後、東北と北陸は7度ぐらい、関東は10度前後でしょう。都心では23日(月)は10度に届かない見込みで、北風が吹いて、かなり寒く感じられそうです。
帰省ラッシュに影響は?移動は安全第一で!
東海から九州は、太平洋側を中心に晴れる所が多いでしょう。西日本日本海側は雲が多く、23日(月)にかけてと来週末は雨や雪が降りそうです。また、年末となる来週後半は強い寒気が流れ込み、中国・四国や九州の山間部を中心に雪が降るでしょう。場合によっては、岐阜県・関ケ原付近を雪雲が抜け、東海道新幹線などのダイヤに影響の出る可能性もありますので、帰省を予定されている方は、移動手段いくつか検討したり、場合によっては帰省する日を早めたりするなど、選択肢を広げることもおすすめです。
朝の最低気温は3度前後ですが、内陸では0度ぐらいまで冷え込むでしょう。日中の最高気温は10度前後の日が多く、週明け23日(月)は名古屋や大阪で10度に届かず、寒さが厳しくなりそうです。万全の防寒でお過ごしください。
沖縄・奄美はくもりがちとなるでしょう。日中の気温は20度前後まで上がりますが、北風が吹くとヒンヤリしますので、風を防ぐことができるアウターがあると安心です。