けさの通勤通学の時間帯は、東京都心や大阪で雪がちらつき、突然の初雪に驚かれた方も多かったのではないでしょうか？大掃除やクリスマス、年越しの準備で何かと慌ただしい土日の天気を気象予報士が解説します！
関東や関西～九州で初雪が続々！
昨夜から今日19日(木)朝にかけては、上空に強い寒気が流れ込み、初雪の便りが関東や近畿から九州から続々と届きました。初雪の発表が届いた地点は以下の通りです。
▼18日(水)夜
熊谷（埼玉県）
▼19日(木)朝まで
高知、京都、熊本、長崎、奈良、東京都心、大阪、横浜（神奈川県）
東京都心は平年より半月ほど、昨シーズンに比べて1か月近く早い観測となりました。
都心を含め今日このあとの天気は？
東京都心では、乾燥した冬晴れが続き、昨日18日(水)まで降水が0mm以下でしたが、ようやく空気を潤してくれるような雪や雨となりました。
このあとは、冬型の気圧配置はゆるみ、しだいに高気圧に覆われるため、西日本や関東も天気は回復に向かうでしょう。お帰りの際は、傘などの雨具の置き忘れにご注意ください。明日の詳しい天気予報はこちらのコラムをご覧ください！
土日は今シーズン最強の寒波襲来！西日本は再び雪の可能性
こんどの土日は、上空には再び強い寒気が流れ込み、上空1,500m付近で0度という山地で雪の降る目安の寒気が本州付近をすっぽりと覆うでしょう。さらに、日本海と本州南岸にはそれぞれ低気圧が発生し、本州の南岸を進む低気圧の動向によっては、再び東京都心を含む関東で雨や雪が降るでしょう。
現段階の予想では、21日(土)は都心で「くもり時々晴れ」のマークとなっていますが、降水確率は40％となっています。雨は沿岸部が中心となる見込みですが、予想以上に雨雲が北側に広がり、寒気の流れ込みが強いと雪雲が広がる可能性もあります。
雪への備えはこちらのコラムを参考にいま一度見直しましょう。
