明日7日(土)からの土日は、冬型の気圧配置が強まり、上空には強い寒気が流れ込むでしょう。雪のエリアや寒さはどうなるのでしょうか?師走に入り、移動の機会も増えるこの時期ですが、週末の天気を気象予報士が解説します。
どこで雪に?関越道や上信越道で通行止めの可能性!
この土日は強い冬型の気圧配置に変わり、上空には強い寒気が流れ込むでしょう。このため、日本海側は雪や雨が降りやすく、特に新潟など北陸は山地だけではなく平地も雪が降りそうです。
また、週明け9日(月)にかけては、中国山地や九州山地の標高の高いエリアで積雪となり、交通機関に影響が出る可能性があります。NEXCO東日本の発表によると高速道路の関越道(群馬県と新潟県の県境付近)と上信越道(長野県と新潟県の県境付近)では、降雪が予想され、今後の予報によっては通行止めとなる可能性があります。
最新の天気予報と交通情報に注意が必要です。
雪道運転の注意点とは?ポイントを解説
シーズン初めての積雪となる地域では、雪道運転は十分ご注意ください。雪国にお住いの方も感覚を忘れている可能性もあり、太平洋側から移動する方も特に注意が必要です。運転時の注意点を3つまとめました。
①タイヤチェーンやスタッドレスタイヤなど雪道の備えを行なう
雪道を運転される方はノーマルタイヤではなくチェーンやスタッドレスタイヤを準備しましょう。運転前は特にスタッドレスタイヤの溝に注目しましょう。また、高速道路などで「チェーン規制」とされる場合は、スタッドレスタイヤだけでは走行できません。事前に交通情報をご確認ください。
②急アクセル・急ブレーキ・急アクセルを控える
「急」がつく動作によって、車がスピンする可能性もあります。凍結している路面ではブレーキがいつも以上に掛かりにくいため、「ゆっくり」を意識した動作を心掛けるようハンドルを握りましょう。
③豪雪地帯へ移動する方は車内に除雪・防寒グッズを
北日本や北陸などいわゆる豪雪地帯へ移動される方は、車の中には必ず除雪・防寒グッズを用意しましょう。吹き溜まりによって立ち往生する場合に注意が必要なのは一酸化炭素中毒です。車のマフラーが雪で埋もれてしまわないよう、こまめに除雪しましょう。また、車のエンジンを切ると暖房が使えず寒さに耐える必要があります。使い捨てカイロや毛布など防寒具をご用意ください。
太平洋側も寒さに注意!見直したい冬支度とは?
都心をはじめ関東は、今日も最高気温が15度以上となり、昼間は日差しがポカポカですが、明日が気温の変わり目となります。
土日以降は日に日に気温が下がり、都心でも最低気温は5度を下回り、最高気温が10度を少し超える程度の日もありそうです。
重ね着コーデとマフラー+手袋のような防寒アイテムを活用して、暖かくお過ごしください。また、空気の乾燥が進んでいますので、火のつけっぱなしやストーブの取り扱い、たばこの不始末などに十分注意が必要です。インフルエンザや新型コロナをはじめ感染症もはやっていますので、体調管理にも気を付けていきましょう!
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