今日11月22日(金)は、二十四節気の小雪(読み方:しょうせつ)です。
秋も終盤となり、早い年では東日本や西日本の平野部でも初雪を観測する頃になりました。
この時期に見頃を迎える草花や旬の食べ物を紹介していきます!
小雪に見頃を迎えている草花
地域によって多少差はありますが、この時期に見頃を迎える代表的な草花には、カンツバキ(寒椿)、ビワ(枇杷)の花、マンリョウ (万両)などがあります。身近な草花の色味の変化から秋の訪れを感じられるようになります。
・カンツバキ(寒椿)
ツバキ(椿)はツバキ科ツバキ属の常緑樹で、カンツバキ(寒椿)は冬の季語です。ツバキの見た目はサザンカ(山茶花)と似ていますが、開花時期や大きさ、葉の特徴、散り方など、違いがいくつもあります。品種にもよりますが、多くは冬から春にかけて咲き、11月~3月頃が見頃となります。
花言葉は色によっても異なりますが、「誇り」「控えめなすばらしさ」「気取らない優美さ」などがあります。
・ビワ(枇杷)の花
ビワ(枇杷)はバラ科の常緑高木です。5月~6月の初夏に黄橙色の果実が実り、花は11月~2月頃に咲きます。枇杷(ビワ)の名前は、楽器の琵琶と葉っぱの形が似ていることから名付けられたといいます。
花言葉は「温和」「治癒」「あなたに打ち明ける」などがあります。
・マンリョウ (万両)
マンリョウ(万両)はサクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木です。見た目が似ているセンリョウ科のセンリョウ(千両)とともに正月の縁起物とされます。夏に白い花が咲き、秋から冬にかけて赤い実が熟します。
花言葉は、「寿ぎ」「慶祝」「財産」「金満家」など、縁起の良いものです。
小雪に旬を迎えている食べ物
・みかん
みかんとは通常「ウンシュウミカン(温州みかん)」のことで、日本を代表する柑橘類です。12月~1月頃に旬を迎え、日本の有名な産地は和歌山県・愛媛県・静岡県で、半数以上を占めます。
ビタミンCやカリウムが豊富で、風邪の予防にぴったりです。適切に保存すると3週間ぐらい鮮度を保つことができます。
・白菜
鍋に欠かせない食材・白菜は、11月~2月頃の秋から冬にかけての寒い時期に旬を迎えます。この時期の白菜は、寒さから身を守るために甘みが増します。
白菜は水分が約95%ですので、栄養はあまりないイメージをお持ちの方もいるかもしれません。ただ、食物繊維やビタミンなどが含まれ、低カロリーなのもうれしい特徴です。
・寒ブリ
ブリ(鰤)は出世魚で、成長の度合いによって名前が変わります。地域によって成長段階の呼び名はさまざまですが、ブリは80cm以上になったものをいいます。寒ブリはその中でも真冬に水揚げされたもので、脂がたっぷりのっているのが特徴です。富山湾が特に有名で「氷見寒ブリ」というブランドになっています。
EPAやDHA、ビタミンなどが豊富に含まれ、悪玉コレステロール値などを下げ、動脈硬化を予防する効果があります。
二十四節気や七十二候については、こちらのページでも解説しています。
<参考>
・文部科学省 「日本食品標準成分表(八訂)」