今週末にかけては気温変化が大きくなりそうです。
西日本を中心に真夏日の最も遅い記録を更新する可能性がある一方、18日(金)から19日(土)は低気圧や前線が通過し、全国的に雨や風が強まる可能性があります。寒冷前線の通過後は、本格的な秋の空気が今シーズン初めて流れ込み、季節の歩みが急加速しそうです。
今シーズン初めて!上空約1,500mに氷点下6度の寒気流れ込む!
この先1週間のポイントは、天気は秋らしく数日の周期で変化し、雨のたびに気温が低くなることです。
連休明けとなる今日は10月とは思えないような暑さになる所もあるでしょう。西日本を中心に日本海の低気圧に向かって暖かな空気が流れ込み、最高気温は30度近くまで上がりそうです。天気は下り坂となりますが、生温かい空気に包まれますので、季節外れの熱中症には十分ご注意ください。
週末は新たに発生する前線上に低気圧が発生し、18日(金)から19日(土)は再び雨が降るでしょう。寒冷前線の後ろ側には秋や初冬の空気が控えていて、北海道付近には上空約1,500mに氷点下6度の寒気が流れ込みそうです。氷点下6度の寒気は平地で雪の降る目安となっています。
雪が予想されるエリアは?初雪が積もる可能性も
現段階の予想では、19日(土)の午後には北海道の雨がしだいに雪に変わり、北海道と東北北部の山沿いで雪が降る見込みです。気温の低い時間帯に降り始めるため、北海道の平地でもみぞれとなり、初雪の発表があるかもしれません。また、初雪がそのまま積雪となる可能性もあります。
気象予報士が解説!雪と寒さ対策を今のうちに見直して
北海道では平地でも雪となる可能性があり、東北も峠越えを予定している方は雪道の備えが必要です。シーズン初めて雪道運転をするという方もいるかもしれませんが、こちらのコラムを参考に冬用タイヤやチェーンの準備を進めてください。
また、寒さも予想されますので、冬服や上着の準備をしましょう。久しぶりにエアコンや石油ストーブを利用するという方は今のうちに電源をつけ、正常に動作するか確認してください。