【大雨情報】けさは秋田県で線状降水帯が発生 東北・北陸は大雨災害に厳重警戒!

けさは秋田県で線状降水帯が発生

今日午前5時47分には、気象庁から”顕著な大雨に関する全般気象情報”が発表され、
秋田県で線状降水帯が発生し、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっていると発表がありました。

1時間降水量の日最大値(11時20分現在)

新潟県 三面(ミオモテ)   70.5ミリ 08:34 9月の1位の値を更新
山形県 小国(オグニ)    68.5ミリ 09:54 9月の1位の値を更新
秋田県 東由利(ヒガシユリ) 59.5ミリ 06:24
新潟県 村上(ムラカミ)   56.0ミリ 08:39 9月の1位の値を更新

このあとも東北・北陸で大雨のおそれ

予想天気図092021

今日この後も、前線が東北地方から東日本付近に停滞する見込みで、山形県では今日日中にかけて線状降水帯の発生するおそれがあります。
東北地方や北陸地方では明日21日(土)にかけて、非常に激しい雨や激しい雨が降って大雨となる所があるでしょう。

予想される24時間降水量

<20日(金)6時から21日(土)6時まで>

北陸地方   150ミリ
東北日本海側 150ミリ
東北太平洋側 120ミリ

<21日(土)6時から22日(日)6時まで>

北陸地方   120ミリ
東北日本海側 120ミリ
東北大平洋側 100ミリ

土砂災害やアンダーパスなどの低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。また、落雷や竜巻などの激しい突風にもご注意ください。ひょうの降るおそれもありますので、農作物や農業施設の管理に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。20日(金)時点で、JR東日本では大雨による運休が発生しています。 明日からの3連休で旅行を計画されている方は注意が必要です。

内水氾濫に警戒!

線状降水帯が発生すると、短時間で大雨となることで内水氾濫のリスクが高まります。内水氾濫について今一度確認しましょう。

内水氾濫と外水氾濫とは

堤防を境に、内側の市街地にある水は「内水(ないすい)」、外側の河川の水は外水(がいすい)といいます。
市街地で短時間にまとまった雨が降ると、下水道などの排水施設の処理が追い付かなくなったり、川の水位が上昇することで下水道から川へ放流できずに溢れ出したりしてしまうことがあります。そのようにして、市街地の側溝や排水路、下水道などで起こる浸水害を「内水氾濫」と呼び、川の氾濫や堤防の決壊が原因の「外水氾濫」と区別されます。

内水氾濫の起きやすい場所

内水氾濫は、特に都市部で深刻な被害をもたらしています。その原因として、都市部はコンクリート化が進み、水がしみこみづらいことがあります。また、地下街や地下道の発達している場所では、地下に水が流れ込みやすいため、注意が必要です。
さらに、くぼ地のような地形の場所など、標高の低い地域も雨水が溜まりやすく、内水氾濫が起こりやすくなります。

避難の際は早く上に逃げる

垂直避難

雨で避難する際は、地下から地上へ、地上では頑丈な建物の2階以上や高い場所へ逃げてください。停電や水圧で扉が開かなくなる可能性もありますので、水が溜まる前に早めに避難しましょう。すでに屋外への避難が困難な場合は、建物の中でも川や崖から離れた2階以上の部屋に移動してください。