【ウルトラジャパン】熱帯低気圧の動向次第でまとまった雨や雷雨の可能性も！過去～2024年最新の天気傾向を徹底解説

今週末の9月14日(土)・15日 (日)は、東京都お台場で「Ultra Japan（ウルトラ・ジャパン）」が開催されます！世界中のトップDJが集結する、日本最大級の都市型ダンスミュージックフェスティバルです。
過去の天気をもとに傾向を知り、2024年のフェス当日の天気や気温について確認していきましょう！

1 Ultra Japanとは
2 会場のTOKYO ODAIBA ULTRA PARKはどんな場所？特徴やアクセス方法とは
3 ウルトラ・ジャパンの天気の特徴
4 2024年のウルトラ・ジャパンの天気はどうなる？

Ultra Japanとは

Ultra Japan（ウルトラ・ジャパン）は、EDM（エレクトロニック・ダンス・ミュージック）のイベントで、ULTRA MUSIC FESTIVAL自体は、1999年以降にアメリカのマイアミで開催されてきた世界最大級の音楽フェスティバルで、日本に上陸したのは2014年です。
2014年以降、会場はお台場のTOKYO ODAIBA ULTRA PARKです。２日間の開催が多いものの、過去には2015～2018年が3日間の開催でした。

会場のTOKYO ODAIBA ULTRA PARKはどんな場所？特徴やアクセス方法とは

お台場

TOKYO ODAIBA ULTRA PARKは、東京都江東区青海一丁目交差点横の駐車場（東京都江東区青海1-1）に設営される特設ステージで、これぞ都市型イベントという立地です。
青海一丁目交差点はフジテレビの湾岸スタジオやイマーシブ・フォート東京のあたりで最寄りは、東京臨海高速鉄道りんかい線の東京テレポート駅、あるいは東京臨海新交通臨海線（ゆりかもめ）の台場駅です。

ウルトラ・ジャパンの天気の特徴

ここからは、平年のこの時期や2014年以降（※開催中止となった2020年・2021年を除く）の天気を、東北東に方向に約7.5km離れた東京都・江戸川臨海のアメダスから見ていきます。東京湾に面していて、比較的傾向は近いものの、局地的な現象は把握しきれていない可能性があります。

・平年9月中旬の天気とは

9月は台風の発生・接近の多い時期で、本州付近に秋雨前線が停滞していると、台風の接近前から雨量が増え、大雨となることもあります。東京都・江戸川臨海の平年9月中旬の降水量は70.1mmと年間でもトップクラスで、10月にかけて降水量のピークとなります。
東京都・江戸川臨海の平年9月中旬の気温は、日最高気温が27.3℃、日最低気温は21.1℃です。一時と比べると暑さは少しトーンダウンしますが、残暑の厳しい年は9月中旬でも30℃を超える真夏日となることがあります。

・2014年～2023年の開催期間の天気・気温の傾向

＜天気の傾向＞

2014年以降の過去の開催期間中、東京都・江戸川臨海のアメダスで1日に0.5ｍｍ以上の雨を観測したのは9回で約45％の確率で雨が降っています。その中でさらに1日に50mm以上の雨が降ったことが2回あり、最も降ったのが2018年3日目の67mm、続いて2022年2日目の53.5mmです。前者は夜に1時間最大49mmの大雨となっていて、観客は雨に打たれました。このレベルになるとスニーカーは水浸しになってしまいますので、レインブーツがベストですが、足元が固定できるスポーツタイプのサンダルでもある程度の雨は対応できます。
また、この時期は湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定となることも多々あり、急な雨や雷雨のおそれがあります。天気予報は局地的な予報はマークに反映されないことが多いため、傘マークがなくても、雷注意報の発表状況や降水確率を見るようにしてください。

＜気温の傾向＞

過去の開催期間中、東京都・江戸川臨海の最高気温は平均で27.2℃となっています。ただ、南よりの風が流れ込むと30℃近くまで気温が上がることもあり、過去の開催間中に江戸川臨海のアメダスで30℃を超えたことは6回あります。最も気温が高かったのは2022年1日目の32.6℃です。
雨が降っても南風が吹けば気温は下がらず、蒸し暑くなります。寒暖差はそれほど大きくなく、一日を通して熱中症のリスクは高くなりますので、対策を万全にしてください。

・昨年2023年の天気詳細

2023年の開催期間は、高気圧が張り出し、前線は北上したため、2日間ともよく晴れました。
1日目の9月16日は、南風が吹いて気温が上昇し、最高気温は江戸川臨海で31.3℃を観測し、平年を上回りました。
2日目の9月17日は、次第に北よりの風に変わり、最高気温は江戸川臨海で31.2℃と前日より下がり、いくぶん過ごしやすくなりました。
熱中症のリスクを表す暑さ指数(WBGT)は2日間とも厳重警戒で、天候には恵まれたものの暑さ対策の必要な年だったといえます。

2024年のウルトラ・ジャパンの天気はどうなる？

日本の南海上は台風のたまごとなる熱帯低気圧の発生しやすい状態が続いています。熱帯低気圧由来の湿った空気がもたらされ、本州付近にのびる秋雨前線が活発化する可能性があり、熱帯低気圧から離れた場所でも雨や雷雨に注意が必要です。熱帯低気圧は3連休の頃に西日本や沖縄に接近する可能性がありますが、まだ動向が不確実となっていますので、最新の情報にご注意ください。
14日(土)は、晴れ間がありますが、午後は次第に雲が広がるしょう。夜は遅い時間ほど雨の降る可能性があります。最高気温は32℃ぐらいと残暑が厳しく、蒸し暑くなるでしょう。
15日(日)は、雲が多く、急な雨や雷雨の可能性があります。熱帯低気圧の動向次第ではまとまった雨となるおそれがありますので、最新の情報に注意が必要です。最高気温は31℃ぐらいと厳しい暑さが続くでしょう。