今週末の9月14日(土)・15日(日)は、茨城県ひたちなか市で野外音楽フェスティバル、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」の前半戦2日間が開催されます。「ROCK IN JAPAN FESTIVA(通称:ロッキン)」は今年で25周年を迎え、かつての会場だった国営ひたち海浜公園では2019年以来、5年ぶりの開催となります。
平年の天気をもとに傾向を知り、2024年のフェス当日の天気や気温について確認していきましょう!
ROCK IN JAPAN FESTIVALとは
ROCK IN JAPAN FESTIVAL(通称:ロッキン)とは、2000年に茨城県の国営ひたち海浜公園で始まった、日本最大級の音楽フェスティバルです。2022年からは千葉県千葉市の蘇我スポーツ公園が会場となりましたが、2019年までは茨城県の国営ひたち海浜公園で開催されていました。
今年2024年は25周年の節目の年で、新会場である千葉市蘇我スポーツ公園では8月に5日間開催していて、旧会場の国営ひたち海浜公園で9月に行われる5日間とあわせて、2会場・計10日間の開催となります。
今回のROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKAは1ステージ(GRASS STAGE)のみで、1日8組、5日間合計で40組のアーティストが出演します。
会場の国営ひたち海浜公園はどんな場所?特徴やアクセス方法とは
国営ひたち海浜公園は、茨城県ひたちなか市にある、面積が約215haと東京ドーム46個分ぐらいもの広さがある国営公園です。春にはネモフィラ、秋にはコキアで人気のスポットで、丘一面に広がる花々は絶景です。
JRの勝田駅から会場までは当日は臨時のシャトルバス(有料)が運行され、約20分ほどです。車でも行くことができますが、駐車券付き入場券が必要となります。
平年9月中旬の茨城県の会場周辺の天気の特徴
ここからは、平年のこの時期の天気を、傾向が比較的似ている北北東方向に約20km離れた茨城県・日立のアメダスで見ていきましょう。
茨城県・日立の9月中旬の降水量は70.7mmと、年間でもトップクラスの雨量です。その原因が①台風と②秋雨前線です。台風は8月から9月にかけて発生数、接近数、上陸数のいずれも多くなります。また、この時に本州付近に秋雨前線が停滞していると、台風が離れていても暖かく湿った空気が流れ込むことで前線が活発化し、大雨となることがあるため、「台風+秋雨前線」は特に注意が必要なパターンです。
9月中旬の気温は、日最高気温が25.9℃と、暑さのピークは過ぎる頃ですが、残暑が厳しい年の場合は猛暑日一歩手前の暑さとなることもあります。引き続き熱中症に注意が必要な時期といえます。日最低気温は19.4℃で、朝晩は少しずつ秋の涼しさを感じられるようになります。
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKAの天気はどうなる?
8月に行われた千葉市蘇我スポーツ公園での5日間は、当初は雨予想だったものの、天気の大きな崩れはなく、暑さの厳しい中での開催となりました。今週末から始まる国営ひたち海浜公園での5日間はどうなるのでしょうか。まずは前半戦の天気をみていきましょう。
日本の南海上は台風のたまごとなる熱帯低気圧の発生しやすい状態が続いています。熱帯低気圧由来の湿った空気がもたらされ、本州付近にのびる秋雨前線が活発化する可能性があり、熱帯低気圧から離れた場所でも雨や雷雨に注意が必要です。熱帯低気圧は3連休の頃に西日本や沖縄に接近する可能性がありますが、まだ動向が不確実となっていますので、最新の情報にご注意ください。
14日(土)は、朝晩を中心に雨が降りますが、日中は多少晴れ間が出るでしょう。最高気温は29℃ぐらいと蒸し暑くなりそうです。
15日(日)は、多少晴れ間がありますが、雲が多く、夕方以降は急な雨や雷雨の可能性があります。熱帯低気圧の動向次第では雨のタイミングが早まったり、まとまった雨となるおそれがありますので、最新の情報に注意が必要です。最高気温は31℃ぐらいで厳しい暑さとなるでしょう。
2024年の夏フェス最新情報や、服装や持ち物、雨や暑さ、強風対策については、こちらで解説しています!フェスへ行く前に確認し、事前準備や当日の安全確保にお役立てください!
<参考>
・ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA公式サイト
https://hitachinaka-rijfes.jp/
・気象庁 過去の気象データ検索
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php