【ペルセウス座流星群2024】方角やピークの時間帯をチェック!気になる天気も解説

三大流星群の一つペルセウス座流星群の観測がピークを迎えます。
ペルセウス座流星群が見えやすい方角やピークの時間帯、天気について解説していきます。

三大流星群とは?ペルセウス座流星群が今年は好条件

ペルセウス座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と合わせ三大流星群と呼ばれ、数多くの流れ星が見られ、人気の高い流星群の一つです。
今年の三大流星群の中では、今回のペルセウス座流星群はピーク時期が新月に近く、月明かりの影響をあまり受けず、観測が好条件となっています。

方角やピークの時間帯をチェック!

星が流れる「放射点」は北東の空となりますが、空全体を眺められる場所で観測するのが良いでしょう。

画像引用:国立天文台
流れ星のピークは振替休日の12日(月・休)深夜から13日(火)未明です。ただ、ペルセウス座流星群は一夜限りの現象ではなく、11日(日)から13日(火)頃にかけては流れ星が比較的見えやすくなるため、あきらめずに探してみましょう!上弦に近い月は、日付が変わる前には沈みますので、未明から明け方が月明かりを気にせず観測できそうです。

気になる天気は?関東から九州でピークは観測に絶好!


ピークとなる12日(月・休)の夜は関東から九州で、流星群の観測には絶好となるでしょう。北日本は台風5号がかなり接近し、流れ星の数が多いピーク前後は雨が降る所もありそうです。来週14日(水)~17日(土)のお盆休み中は北海道や東北を中心に雲の隙間から流れ星を見ることができるエリアもありそうです。今後、発生する熱帯低気圧のコース次第では東海から九州の観測エリアが拡大するかもしれません。

観測のための持ち物をチェック!流れ星を写真におさめるには?

都心の空でも流れ星を観察できますが、都市部では熱帯夜が続き、夜間も熱中症リスクが高いため、こまめな水分補給を心掛けましょう。自宅以外の場所で観測される方は利用可能なトイレの場所も日中のうちに確認しておくと良いでしょう。
夏休みということで帰省先や旅先で星空を眺めるという方もいるかと思います。北の地域ほど、標高の高い地域ほど、空気がヒンヤリと感じられるかもしれません。また、日没後と日の出前は蚊などの虫の活動が活発になります。肌の露出は極力控え、虫よけスプレーを使うようにしましょう。
スマートフォンのアプリに星座の位置や方角が分かるものを事前にインストールしたり、画面の明るさを暗くする設定をしたり、懐中電灯を使用する際は赤いセロファンをつけると目をまぶしさから守ってくれます。

上級者向けで流れ星を写真におさめたい場合は、「一眼レフ」を「三脚」で固定し、ISO感度や絞り(F値)を調整しましょう。スマートフォンで流れ星の写真を撮ることは少し難しいですが、スマホを固定できる三脚や一脚を使用し、同じくISOやシャッタースピードを調整すると映り込む可能性があります。
初めてチャレンジする方は、流星群の極大前に夏の星座などを撮影してみて、腕慣らしが大切ですよ!

ここまで、ペルセウス座流星群について解説してきました!
夏休みの思い出に流れ星を眺めてみてはいかがでしょうか?

<画像引用・参考>
・国立天文台「ペルセウス座流星群が極大(2024年8月)」
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/08-topics03.html