スイカで熱中症予防!水分補給によい理由や理想的な食べ方は

熱中症とは

熱中症の症状と原因

熱中症の主な症状

本格的な夏の厳しい暑さが続くと、熱中症に注意・警戒が必要となります 。熱中症は、けいれんや意識障害の危険な症状から頭痛や吐き気といった症状なども含まれています。熱中症になる原因は大きく3つで、気温や湿度が高いといった「環境」、高齢者や乳幼児の方や寝不足など体調不良を抱えた状態といった「 からだの要因 」、激しい 運動や長時間の屋外作業などの「行動」によるものが考えられます。

スイカは90%以上が水分!熱中症予防に最適な訳は?

スイカは水分補給に効果的

すいかサンプル2
熱中症を防ぐためにはこまめな水分補給が大切です。水分補給でおすすめなのが、果肉のほとんどが水分でできているスイカです!自然な甘さもあって糖分補給にも効果があります。低カロリーにも関わらず満腹感が得られやすいため、暑い日や運動後の補給に適しています。

スイカの主な栄養素はミネラル分とビタミン類!

汗をかくと、ナトリウムやカリウムなどの電解質(イオン)も失われます。水分補給ではこれらの電解質をあわせて摂ることが大切です。この点、スイカにはカリウムが多く含まれています。また、カリウムには体内の過剰なナトリウムを排出し、体内のナトリウムとカリウムのバランスをとろうとする働きがあります。ついつい塩分を多めに摂りすぎてしまって、血圧管理に悩んでしまう方にもスイカはおすすめです!
スイカはビタミンも豊富です。免疫力を高めつつ鉄分の吸収も促進してくれるビタミンC、目や皮膚の健康を保つのに必要なビタミンA、強い抗酸化作用を持ち、紫外線による色素沈着の予防やコレステロール対策となるリコピンが多く含まれています。
これらの効果を意識してみながら、食事の質を高めてみてはいかがでしょうか?

スイカを食べるタイミングは?

すいかサンプル3

熱中症対策向けベストな食べ方

スイカのベスト食べ方は、まずはカットしてそのまま食べることですが、 瓶に入った塩をひとふり程度振りかけることで塩分と水分の補給が効率よくできます。おすすめの時間帯は、昼頃の暑い時間帯や運動した後、お風呂上がりなどです。 シャキシャキとした食感のスイカをヒンヤリ冷やして身体の熱をやわらげたい タイミングで食べるとよいでしょう。

スイカを満喫したい方向け美味しい食べ方

スイカをより満喫したい方へおすすめの食べ方を紹介します。厳しい暑さが続くときは、お手製のアイスキャンディーを作ってみませんか?スイカをミキサーなどにかけピューレ状 にして型に注いで固めるのもよし、ピューレに レモン汁など酸味を加えて固めてみるのもオススメです。食欲があまりない場合は、サラダと合わせて食べやすくしてみるのもよいかもしれません。また、大人限定でスイカのカクテルなど、適度にアルコールを楽しんでみるのもよいでしょう。

食べすぎも良くない

ただ、スイカの食べ過ぎには注意が必要です。 スイカは体が冷えすぎてしまうほか、食物繊維が含まれています。食物繊維には整腸作用があ り、 多量の水分と食物繊維を摂るとお腹がゴロゴロとする場合があるため、気をつけましょう!

スイカの選び方と保存方法

すいかサンプル

スイカの選び方(一玉とカット)

一玉のスイカ選ぶときには以下のポイントを意識してみてください。
①緑と黒の模様がはっきりしている!
②重さはあるほうがいい!

カットスイカを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
①色が鮮やかな赤色に見えたら甘い傾向あり!
②黒くしっかりした種の多いほうが熟している!
③ひび割れは食べ頃のサイン。種の周りの実が割れているものは甘い可能性大!

スイカの保存方法

一玉スイカは直射日光を避けて涼しい場所で常温保管もOKです。1~2週間程度は保存することができます。冷蔵庫でカットスイカを保存する場合は乾燥防止のため、ラップなどで切り口を密着してください。また、スイカは温度変化に弱いので、冷蔵庫から取ったり出したりを繰り返すと傷みやすくなるので、早めに食べるようにしてくださいね。

スイカ以外の熱中症予防効果のある食べ物

熱中症予防効果のある食べ物

夏野菜

トマトやきゅうり、とうもろこしや ピーマンなどの夏野菜には、熱中症を防ぐビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。冷やしたきゅうりにトマト、肉野菜炒め、なすを使った煮びたしや揚げびたし など色鮮やか夏野菜を使って、夏バテを予防できる食事をしっかり摂るようにしましょう!

梅干し

梅干しも熱中症予防に効果抜群です!梅干しには疲労回復効果のあるクエン酸が多く含まれています。また、防腐効果も持つ梅干しはお弁当などに入れておくと力を発揮します。

噌汁(豆腐を入れるとベスト)

水分と塩分が同時に摂れる味噌汁も熱中症予防に適しています。具材は豆腐がおすすめです! 豆腐にはたんぱく質が含まれるだけでなく、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれて、疲労の回復が期待できます。

厳しい暑さや蒸し暑さで食欲が落ちたと感じた場合は上記の食材や食事取り入れてみてはいかがでしょうか!

まとめ

熱中症予防のおすすめ食材としてスイカを紹介してきました。まだまだ厳しい暑さが続くことが多いので、ぜひ食事に取り入れてみてください。スイカを買うときも選び方の達人を目指しましょう!

<参考>
環境省:熱中症予防情報サイト
https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness.php