【満月特集】いよいよ夏本番!7月の満月は“バックムーン” 今日の天気はどうなる?

バックムーンの由来や意味とは

「バックムーン(Buck Moon)」とは、日本語にすると“雄鹿月”となり、アメリカの先住民族ネイティブアメリカンによる7月の満月の呼び名です。7月は雄鹿の角が生え変わる時期であることが由来とされます。
嵐が多いことから「サンダームーン(雷月)」や夏本番となるため「サマームーン(夏月)」と呼んだりする地域もあるようです。例年では7月中旬頃から本州でも梅雨明けとなりますので、本格的な夏の訪れを感じさせてくれる満月といえるでしょう。

満月を観察できる時間や方角は?

2024年のバックムーンは、7月21日(日)の午後7時17分にちょうど満月となり、日本では夜のため、観測条件はよいでしょう。
21日(日)の夜は、札幌や大阪、福岡など、ちょうど満月のタイミングはまだ月が出ていない地域もありますが、月の出てくる午後7~8時前後には東の空に見ることができ、日付が変わる前後に天の頂上を通って、明け方に西の空に沈んでいきます。満月を見られる時間は約10時間と、6月の満月・ストロベリームーンと比べると1~2時間ほど長くなるでしょう。

今夜の各地の天気はどうなる?

低気圧が接近するため、北海道や東北日本海側は雨が降りやすく、今夜の満月観測は厳しいでしょう。
東北太平洋側や、関東から沖縄は概ね晴れますが、大気の状態が不安定で局地的に雨や雷雨となりそうです。最新の雨雲の動きを確認し、発達した雨雲が近づいてきたら建物の中に避難してください。
夜も気温はあまり下がらず、東北南部から沖縄は25℃以上の熱帯夜となり、九州や沖縄は28℃ぐらいとなるでしょう。熱中症のリスクの高い状態が続くため、のどが渇く前に意識的に水分補給をするようにしてください。

毎月の満月の名前とは?

アメリカの先住民族ネイティブアメリカンは、農耕や狩猟の目安とするため、12か月それぞれの月の満月に名前を付けたとされます。
バックムーン以外の満月については、こちらのページで紹介しています。

<参考・引用>
・国立天文台 「各地のこよみ」
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/