【大雨情報】九州は夜間に活発な雨雲流れ込み大雨リスク高まる!災害に注意・警戒を

今日未明は山口県で記録的短時間大雨情報発表!

今日午前1時30分に山口県下関市下関付近で約100ミリの雨が降ったとみられ、今年になってから本州で初めて「記録的短時間大雨情報」が発表されました。
※記録的短時間大雨情報は数年に一度しかないような大雨を観測・解析した場合に気象庁
から発表される情報です。
このあとも大雨によるリスクの高い状態が続く見込みです。

大雨災害のリスク高い状態続く!九州は滝のような降り方をする可能性

今日午前中までの大雨によって、東北や北陸、山口県内、愛媛県内、和歌山県内を中心に地盤の緩んでいる所や増水している河川があり、大雨警報の発表されている都道府県もあります。

今夜には梅雨前線が九州付近に停滞し、九州や四国では局地的に激しい雨が降るでしょう。明日明け方までをピークに熊本県内を中心に1時間50ミリの非常に激しい雨の降るおそれがあります。
予想される雨の降る量は、いずれも多い所で以下の通りです。
▼明日12日昼前まで
山口県60ミリ
四国80ミリ
佐賀県100ミリ
福岡県・長崎県120ミリ
熊本県150ミリ
▼そのあと明後日13日昼間にかけて
山口県60ミリ
福岡県・佐賀県・長崎県80ミリ
熊本県120ミリ
雨雲が予想以上に発達した場合は警報級の大雨となるおそれがあります。
引き続き崖や川など危険な場所には近づかず、自治体などのハザードマップで災害リスクのある場所にお住いの方は早めに避難を行ってください。

暗い時間帯に大雨発生する場合に可能な対策とは?

垂直避難
夜間に大雨が予想されていますが、停電などが発生すると、周囲の状況が分からず、避難所に向かうことも危険な状態になることもあります。また、道路の冠水によって水路やマンホールの境目に気づかず落ちてしまう可能性もあります。
夜間に避難が必要な場合は必ず複数人で声を掛け合いながら、車を使った移動はなるべく控えてください。
避難所に身を寄せる「水平避難」が基本となりますが、夜間に災害が差し迫る場合は自宅の2階以上に避難する「垂直避難」も検討してください。

<そらくら関連サイト>
・1時間先までの雨雲の様子は?レーダー画像をチェック
https://sorakura.jp/radar/

・雨の降り方と強さの体感を気象予報士が解説
https://sorakura.jp/20230518201/