【LuckyFes】３連休は梅雨末期の大雨となる可能性も！過去～2024年最新の天気傾向を徹底解説

7月13日(土)～15日(月・祝)の3連休は、茨城県ひたちなか市で野外音楽フェスティバル、「LuckyFes」が開催されます。長年同じ会場で開催されたROCK IN JAPAN FESTIVAL（通称：ロッキン）の開催地が千葉県へ移ったのを機に開かれ、今年で3年目を迎える地域密着型の音楽フェスです。
平年や過去の天気をもとに傾向を知り、2024年のフェス当日の天気や気温について確認していきましょう！

1 LuckyFesとは
2 会場の国営ひたち海浜公園はどんな場所？特徴やアクセス方法とは
3 LuckyFesの天気の特徴
- 3.1 ・平年7月中旬の天気とは
4 ・2022年～2023年の開催期間の天気・気温の傾向
5 2024年のLuckyFesの天気はどうなる？

LuckyFesとは

LuckyFes（ラッキーフェス）とは、茨城県ひたちなか市にある、国営ひたち海浜公園で2022年から行われている野外音楽フェスティバルです。「音楽と食とアートの祭典」がテーマとなっていて、テントエリアやキッズエリアもあり、親子で楽しめるイベントとなっています。
過去の開催は7月中旬から下旬で、関東甲信地方では梅雨末期か梅雨明け頃となります。

会場の国営ひたち海浜公園はどんな場所？特徴やアクセス方法とは

国営ひたち海浜公園

国営ひたち海浜公園は、茨城県ひたちなか市にある、面積が約215haと東京ドーム46個分ぐらいもの広さがある国営公園です。春にはネモフィラ、秋にはコキアで人気のスポットで、丘一面に広がる花々は絶景です。
JRの勝田駅から会場までは当日は臨時のシャトルバス（有料）が運行され、約20分ほどです。車やバイクでも行くことができますが、駐車券が必要となります。

LuckyFesの天気の特徴

ここからは、平年のこの時期や2022年以降の開催期間の天気を、傾向が比較的似ている北北東方向に約20km離れた茨城県・日立のアメダスで見ていきましょう。

・平年7月中旬の天気とは

平年（1991-2020年）では、関東甲信地方は6月7日頃に梅雨入りし、梅雨明けは7月19日頃です。東日本の梅雨はシトシト雨となりやすいのが特徴ですが、梅雨末期の頃は梅雨前線が北上し、湿った空気が流れ込んで大雨となることもあります。また、気温が上昇する午後は局地的に雨雲がわき、雷雨となることも増える時期です。
茨城県・日立の7月中旬の降水量は57.3mmで、一年を通すと雨のピークは秋雨前線や秋の台風シーズンとなる9～10月頃ですが、6月中旬から7月中旬にかけても降水量はやや増えます。
7月中旬の気温は、日最高気温が26.9℃、日最低気温は20.5℃で、ムシムシした体感となります。“梅雨明け十日”という言葉もあるように、梅雨が明けた頃は安定した晴天が続きやすく、7月中旬から8月上旬は熱中症の救急搬送者数が最も多くなる頃です。

・2022年～2023年の開催期間の天気・気温の傾向

＜2022年の天気詳細＞

2022年の開催期間中は、低気圧が東の海上へ抜けて、次第に高気圧の圏内となりました。
1日目の7月23日は、晴れて日差しが届きましたが、午後はにわか雨がありました。最高気温は29.9℃と真夏日一歩手前となり、夜にかけて気温が下がらず暑さの厳しい一日となりました。
2日目の7月24日は、よく晴れて日差しが降り注ぎました。最高気温は29.1℃まで上がり、この日も夜にかけて気温は下がりませんでした。ただ、北よりの風が吹いて湿度は下がったため、蒸し暑さは1日目よりやや解消されました。

＜2023年の天気詳細＞

2023年は、開催前日までは雨が続き、雨脚のやや強まるタイミングもありましたが、開催期間は南から夏の高気圧が張り出し、日差しが照り付けました。
1日目の7月15日は、雨こそ降らなかったものの雲に覆われて、日差しは控えめとなりました。茨城県・日立の最高気温は29.7℃と真夏日一歩手前の暑さとなり、夜にかけて気温は下がらず、体力を奪われました。
2日目の7月16日は、高気圧が勢力を強め、晴れて強い日差しが照り付けました。気温は昼前には35℃を超え、茨城県・日立の最高気温は36.3℃と体温並みの危険な暑さとなりました。熱中症の危険度を表す、暑さ指数（WBGT）は最高ランクの危険で、本来であれば外出はなるべく避け、運動は中止した方がよいレベルとなりました。
3日目の7月17日も、晴れの天気が続き、日差しが降り注ぎました。茨城県・日立の最高気温は2日目よりはトーンダウンして31.8℃と真夏日を観測しました。

2024年のLuckyFesの天気はどうなる？

梅雨前線は今週中頃から南下し、本州付近に停滞する予想となっています。このため、3連休は関東で雨予報となっていて、梅雨末期の大雨となる可能性があります。
13日(土)は、午前中は多少晴れ間がありますが、天気が下り坂へ向かうでしょう。大気の状態が不安定で、雷雨となる可能性もあります。
14日(日)は、どんよりした雲に覆われて、雨の降るタイミングがあるでしょう。8日(月)時点では夜遅くに活発な雨雲の掛かる予想となっていますので、帰宅時は注意が必要です。
海の日の15日(月祝)も、雨が降りやすいでしょう。雨のピークは朝晩の予想となっています。
梅雨前線の動向はまだ不確実性が高く、雨のピーク時間は変わる可能性があります。事前に雨対策グッズを用意し、当日は出かける前に最新の情報を確認してください。会場内では雨雲レーダーをチェックして、急な雨に備えましょう。
日中は30℃前後まで気温が上がり、梅雨特有の不快な暑さとなりそうです。日差しが控えめでも熱中症のリスクが高まるため、対策を万全にしてください。