【気象予報士が解説】東京都心は最高気温36度予想!なぜ関東と東海は体温超えの暑さに?

今日もハイペースで気温が上昇!危険な暑さが予想されるエリアは?

今日も朝から強い日差しが照り付け気温はハイペースで上昇しています。
午前11時までに観測された最高気温(観測時間)は以下の通りです。
▼兵庫県豊岡37.0度(11時00分)
▼静岡県浜松市佐久間36.2度(10時58分)
▼和歌山県新宮36.1度(10時28分)
▼三重県粥見35.7度(10時34分)
▼静岡県浜松市天竜35.7度(10時33分)
このあと昼過ぎにかけて各地気温が上昇しそうです。
最高気温38度が予想される地点:熊谷(埼玉県)、豊岡(兵庫県)
最高気温37度が予想される地点:前橋(群馬県)、甲府(山梨県)、名古屋(愛知県)、岐阜
このほか東京都心も36度予想で、今年一番の暑さとなるでしょう。

なぜ梅雨明け前にこんなに暑い?


暑さの原因は日本の南の海上に中心を持つ「夏の高気圧」の勢力が強いことです。さらに上空1万m近くでは「チベット高気圧」という高気圧も東・西日本付近に張り出し、2段重ねの背の高い高気圧に覆われている状態です。
また、日本海の低気圧に向かって、南風が吹き込み「フェーン現象」が発生しています。山を越え乾いた空気が風下側の地域に吹き下ろすことで一段と暑い空気になります。
そらくらでは、フェーン現象について詳しく解説しています!

熱中症警戒アラートは23エリアに!自分だけではなく周囲に配慮を!

今日も東京都を含む23エリアに「熱中症警戒アラート」が発表されています。
外出は危険を伴いますので、暑い時間帯はなるべく控えましょう。特にご高齢の方やお子様、基礎疾患をお持ちの方は、周囲の方が配慮し、呼びかけを行うようにしてください。
また、室内では冷房を積極的に使用し、温度計を確認して室温が28度以下になるよう保ちましょう。
この土日にかけては、関東から九州の広い範囲で猛烈な暑さが予想されていますので、オフィスワークや在宅勤務で暑さに慣れていない方ほど、熱中症対策を万全に行ってください。

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・熱中症の症状や原因は?
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