【大雨予想】関東・東海は明日29日午前中にかけて雨脚強まる!明日は回復して暑さと急変に要注意

今日午前中は静岡県で線状降水帯が観測され1時間50ミリ超えの大雨に!

今日28日(金)午前中は、静岡県内で線状降水帯が観測され、静岡県中部や西部では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降りました。雨雲は東へ移動し、昼前後には静岡県東部や神奈川県西部でも1時間40ミリ以上の激しい雨となりました。

16時時点での全国の降水量の観測値(1時間降水量の日最大値)は多い所から以下の通りです。
静岡県高根山 86.5ミリ(11時20分まで)※6月の1位の値を更新
静岡県三倉 72.0ミリ(11時02分まで)※6月の1位の値を更新
静岡県鍵穴 60.5ミリ(11時24分まで)
静岡県春野 60.0ミリ(10時22分まで)
静岡県天竜 59.5ミリ(10時41分まで)※6月の1位の値を更新

今夜から明日午前中も雨が強まる!大雨に警戒が必要なエリアと時間は?

関東や東海の大雨のピークは一旦過ぎましたが、このあとも明日午前中にかけて、雨は強弱を繰り返して降るでしょう。
静岡県内では明日29日(土)未明にかけて広く雨脚が強まり、その後は沿岸部を中心に明日午前中まで断続的に雨が降って大雨となるでしょう。関東も雨のピークは明日29日(土)の明け方までとなりますが、千葉県南部を中心に明日の昼前後まで雨脚の強まるタイミングがありそうです。東京都心も今夜遅くは降り方が強まるでしょう。
関東甲信地方や東海地方で予想される雨の降る量は、いずれも多い所で以下の通りです。

<28日18時から29日18時までの24時間>
関東地方北部 40ミリ
関東地方南部 60ミリ
甲信地方 50ミリ
東海地方 100ミリ

今夜は川や崖から離れた2階以上の部屋で就寝しましょう。また、大雨のピークが過ぎても災害発生のリスクは続きますので、川や崖など危険な場所には近づかないようにしてください。

明日は天気回復へ!厳しい暑さと急な雨や雷雨に注意

天気急変のサイン

明日29日(土)は次第に高気圧に覆われるため、関東や東海では晴れて日差しが戻るでしょう。気温がグングン上昇し、日中は30度前後となって真夏日地点が続出しそうです。
今日が雨でトーンダウンした分、気温が急激に上がって体への負担が大きくなります。熱中症のリスクが高まりますので、休日でお出かけを予定されている方は、喉が渇く前に水分補給をし、汗をかいたら塩分もとるようにしましょう。屋外でのレジャーは適宜日陰で休憩をとってください。
また、大気の不安定な状態が続き、気温の上がる午後は山沿いを中心に雨雲が急発達するでしょう。天気急変の兆しがみられたら、頑丈な建物に避難し、雨雲が通過するまで待機してください。