来週は関東甲信~九州北部で梅雨入り・沖縄は梅雨明け近い?
本州の南海上に南下しがちだった梅雨前線が東日本付近まで北上し、来週は関東甲信から九州北部も雨のシーズンに突入するでしょう。今シーズンは各地で梅雨入りが大幅に遅れていて、関東甲信では統計開始以来最も遅い梅雨入りの6月22日頃(1967年・2007年)に近づいてきています。来週は前線が北上し、前線上を低気圧が度々進むため、本州も雨が降りやすいでしょう。沖縄では平年は6月21日頃が梅雨明けで、来週後半は晴れの日が増えるため、そろそろ梅雨明けとなるかもしれません。
なお、21日(金)は二十四節気の夏至で、北半球では一年の中で最も昼が長く、夜が短くなる日です。夏至前の今時期は、晴れると強い日差しが届きますので、紫外線対策を万全にしましょう。
関東や北陸は来週中頃から厚い雲が掛かって雨の所も
北海道から北陸・関東では16日(日)は雨が降りやすく、大気の状態が不安定のため、雷を伴う所もあるでしょう。17日(月)は北海道では日中は雨が残りますが、東北から関東は日差しが戻りそうです。18日(火)以降は前線が北上するため、前線に近い関東や北陸ほど厚い雲が掛かり、雨の降る所があるでしょう。前線や低気圧の位置は不確実ながらも、週後半ほど雨のエリアが広がり、梅雨入りの可能性が高まりそうです。晴れ間の出る日も内陸中心に雨雲がわきやすく、急変にご注意ください。
最高気温は、来週中頃はややトーンダウンしますが、北海道で25度前後、東北や北陸、関東は30度ぐらいまで上がり、蒸し暑くなる日が多いでしょう。湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体温が下がりづらくなるため、風通しの良い服装を選び、こまめに水分をとるようにしてください。
東海~九州北部の梅雨入り近づく!太平洋側ほど大雨注意
16日(日)は、東海や近畿は雨が降りやすいものの、中四国や九州は晴れるでしょう。週明けの17日(月)は梅雨前線が北上し、前線上の低気圧が近づくため、東海や近畿で晴れ間が戻りますが、西から再び雨が降りそうです。来週は太平洋側ほど雨が降りやすく、梅雨入りの遅れている東海から九州北部では、いよいよ雨のシーズンに突入する可能性が高いでしょう。低気圧のコース次第では大雨となるおそれがありますので、晴天を有効に活用し、早めに対策を進めてください。
沖縄は週中頃まで雨が降りやすいものの、来週後半は梅雨前線が北上するため、晴れ間の出る日が増えるでしょう。梅雨明けの発表が近いかもしれません。
最高気温は30度前後まで上がる日がほとんどですが、18日(火)頃は一時的にトーンダウンし、東海から九州で25度に届くかどうかとなるでしょう。