「てるてる坊主」は童謡にもあるように翌日の晴天を願って作ります。
このコラムでは、てるてる坊主の由来や作り方、怖い理由とやってはいけないことについても解説していきます。
「てるてる坊主」は地域によって呼び名が違う?由来も解説
てるてる坊主は、地域によって呼び方が異なる場合もあり、「ひより坊主」や「てるてる法師」と呼ばれることもあります。
てるてる坊主の由来は諸説ありますが、中国を起源とする説があります。「掃晴娘(さおちんにゃん、そうせいじょう)」という伝説上の女性で、長雨を祈ることで止ませる力があり、その女性をモチーフにして紙や布で作られる人形が起源とする説があります。
また、日本のお坊さんが起源ではないかという説もあります。
てるてる坊主が怖がられる理由は?
てるてる坊主は童謡が理由で怖がられることが多いようです。というのも、3番に首を切るという内容の穏やかではない歌詞が出てくるんです。
ただ、童謡のてるてる坊主には削除された幻の1番あるといわれていて、その歌詞がこちら。
「てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
もしも曇って 泣いてたら 空をながめて みんな泣こう」
優しい歌詞の内容となっていますが、なぜか残酷な内容のいまの3番が残ってしまったんです。
やってはいけないルールとは?
てるてる坊主を飾る時などにやってはいけないとされるルールが大きく3つあるといわれています。
①逆さにつるす・黒い布や紙で作る
頭が下となる逆さづりは、晴天ではなく雨をもたらすとされています。頭の重心が重いと逆さづりになりやすいため、工夫して飾ってみましょう。また、黒い布や紙で作る際も、色が正反対となるため、同じ理由で敬遠されています。
②てるてる坊主の顔を書く
飾る時はのっぺらぼうで飾り、かなったら顔を書く方がよいとされています。
とはいえ、顔を書いた方がかわいさも出るので、お子さんと作る際は理由をお話しして、決めてもらうと良いかもしれません。
③役目の終わったてるてる坊主を川に流す
昔は役目が終わったてるてる坊主をお酒などとともに、川に流し供養してきましたが、いまは環境問題の観点で、燃えるごみなどお住いの地域の分別で処分をしましょう。
逆さまにならない飾り方とは?てるてる坊主の作り方!
ここからは、てるてる坊主の作り方をご紹介していきます!
・ティッシュ2~3枚
・輪ゴム1本
・リボンやモールなど
・マスキングテープ
・麻紐
(顔を書く場合はお好きな色のペン)
ティッシュを1~2枚丸めて包み込み、輪ゴムでとめて、かさの部分をふんわりさせる
リボンやモールで首元をちょうちょ結びにする
(リボンを結びが難しい場合は大人に手伝ってもらいましょう!)
最後に頭の頂点に麻紐をマスキングテープで止め、窓際に飾って完成です!
カーテンレールなど高い場所につるす際は、必ず、大人に頼むようにしましょう!
ここまで、てるてる坊主について解説してきました♪
雨の季節で晴れの天気が待ち遠しいですが、てるてる坊主を作って、願掛けをしてみてはいかがでしょうか?