今日午前中は沖縄・奄美で非常に激しい雨を観測！土砂災害警戒情報の発表中
沖縄・奄美付近には前線による活発な雨雲が停滞しています。
けさ5時25分までの1時間に沖縄本島の那覇では1時間64.5mmの非常に激しい雨が観測されるなど、沖縄・奄美では4月としては記録的な大雨となっています。
沖縄本島には、続く大雨により警戒レベル4相当の「土砂災害警戒情報」も発表され、土砂災害の危険度が非常に高まっています。大雨災害に引き続き厳重に警戒し、避難が難しい場合は崖や川から離れた2階以上の部屋で過ごすなど、「垂直避難」を検討してください。
警戒レベルについては、こちらのコラムで解説しています。
雷雨の発生しやすい期間や場所は？
明日・明後日は西日本から北日本も大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
原因は、上空と地上の温度差が大きくなっているためです。
上空に強い寒気（上空5,000m付近-18℃）が流れ込んでいますが、地上付近は全国的に日中25℃ぐらいまで上がり、気温差が大きくなっています。このため、対流が活発となり、雨雲が発達しやすくなります。
上空の寒気を伴った低気圧がゆっくりと通過するため、明日は西日本や北陸で、明後日は東日本と北日本を中心に大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
急な雷雨のほか、竜巻などの激しい突風やひょうによる農作物の被害にも注意が必要です。
天気急変の前に注意したい3つのサインを解説
天気が急変する前には①真っ黒い雲が近づいてくる、②雷の音が聞こえてくる、③急に冷たい風が吹いてくる、のようなサインが現れることが多くなっています。
外出する前は空模様を確認し、外出の時間帯をずらし、外出時にサインに気づいた場合は頑丈な建物の中に避難してください。
＜関連ページ＞
・出かける前に雨雲レーダーを確認
https://sorakura.jp/radar/
・大気の状態が不安定ってなに？春夏秋冬の注意点を解説
https://sorakura.jp/20240319201/
