今日30日(土)は東・西日本を中心に青空が広がっています。ただ、中国大陸から黄砂が飛来していて、注意が必要な状況が続いています。そのほか、この土日は寒暖差・花粉・乾燥の頭文字をとったいわゆる「春の4K」に注意が必要です。
全国的に黄砂飛来中!どんな対策をいつまですれば良い?
中国大陸の砂漠域から巻き上げられた砂が日本へ飛来する現象の「黄砂」。青空が各地広がっていますが、遠くを見渡すと少し黄色くかすんでいるように見られるかもしれません。
今日は午前中に東京と大阪の気象台で黄砂が観測され、今年初の飛来となっています。
明日31日(日)にかけて、北日本から西日本の広い範囲で黄砂の飛来が予想されています。
気を付けた方が良いポイントは以下の通りです。
①アレルギー症状の悪化
呼吸器疾患や花粉症を持病でお持ちの方は、黄砂の微細な粒子によって、症状が悪化するケースがあります。外出をする際はマスクをつけ、室内では空気清浄機や加湿器を使用しましょう。
②交通障害
黄砂によって視界が5km未満になると、航空機の離発着などに影響が発生する可能性があります。春休みということで長距離の移動を予定している方は、最新の交通情報を確認し、時間に余裕を持って外出をしましょう。
③洗濯物や車などへの付着
青空が広がっているため、洗濯物を外干ししたり、衣替えをしたり、計画されている方もいるかと思います。ただ、黄砂によって白い衣服が黄色く汚れたり、車などに黄砂が付着したりする可能性があります。汚れが気になる方は室内干しをし、車に黄砂が付着してしまった場合は、ふき取りから始めず、たっぷりの水で洗い流すようにしてください。
そらくらでは、PM2.5と黄砂の違いについて、こちらのコラムで解説しています!
春を通り越し初夏の陽気!都心は夏日予想
この土日は、暖かな空気が流れ込み、最高気温は全国的に平年を大きく上回るでしょう。
東・西日本で夏日が予想される代表地点は以下の通りです(3月30日(土)11時発表)。
<30日(土)日中の最高気温>
・26度:熊谷、静岡、宮崎
・25度:水戸、前橋、高知、鹿児島
<31日(日)日中の最高気温>
・26度:東京都心
・25度:前橋、熊谷、高知
東京都心では、今年初の夏日になる可能性があります。
一日の中で寒暖差が大きく、上着を着たまま外で体を動かすと汗ばむほどになるかもしれません。外出の際は、脱ぎ着しやすいパーカーやジャケット、腕まくりやすい袖口の開いたシャツなどがおすすめです。
花粉や乾燥にも注意!
スギ花粉は飛散のピークを過ぎ、ヒノキ花粉がシーズン入りしています。
花粉症の方は、引き続き、マスクやメガネ、ツルツルとした素材のアウターを着たり、点鼻薬や目薬など薬を服用したりするなど、対策を行ってください。
また、朝から日差しが届き、関東から中国・四国では湿度が30%以下になっている所が多くなっています。この土日に早めのお花見を楽しまれている方や、アウトドアを予定している方は、特に火の取り扱いに注意してください。紫外線も強まる時期になってきていますので、乾燥の肌ケアと合わせて、こちらの対策も行ってみましょう!