3月は寒かった?気温を振り返る
3月に入っても寒い日が多く、春が待ち遠しく感じられる方も多いのではないでしょうか?
昨日3月26日(火)までの前4週間の平均気温は、北海道から中国・四国では平年を下回った地点が多くなりました。ここ数年は3月の気温が平年を上回る状態が続いていて、東・西日本で平年以下の寒さとなった2017年以来、7年ぶりに「寒い3月」となっています。
この原因は、上空の強い西風である「偏西風」が日本付近を通り、低気圧や前線が通過しやすくなったことにあります。特に3月上旬は、本州の南の海上を低気圧が次々と通過し、北からの寒気の影響を受けやすい状況が続きました。
この先の気温傾向を解説!気温差が大きい一週間
ここ数日も寒さが続きましたが、今日27日(水)以降、徐々に気温は上昇していくでしょう。
28日(木)~29日(金)にかけては、冷たい雨となる地域もありますが、北日本まで含め平地は雨が予想されています。週末は全国的に気温が上昇し、東・西日本は最高気温が20度を超える所もあるでしょう。特に東京都心は土日に25度近くまで上がり、冬の寒さから突然、初夏のような陽気となる予想です。詳細な天気については、こちらのコラムをチェックしてみましょう。
また、日ごとの気温変化はもちろん、晴れる日は一日の中での気温差が10度以上となる所もあり、寒暖差にも注意が必要です。
気温の上昇によって、東・西日本の桜の花芽は一気に生長し、東日本の桜開花の便りもまもなくでしょう!
一日の寒暖差と日ごとの気温変化に注意!衣替えはいつがおすすめ?
一日の間でも、日ごとでも、気温の変化が大きい季節になってきています。
ここ数日、朝晩の通勤・通学の時間帯では、冬コートで外出した方も多かったと思いますが、この先は、冷え込みの強まる日は少なくなり、関東以西ではダウンコートはそろそろクリーニングに出してしまっても良いでしょう。
スプリングコートを取り出しやすい位置に移動したり、薄手のブラウス・Yシャツなどを洗濯したり、日差しの出る日を利用して、少しずつ春物・夏物の衣類を準備していくようにしてください。