【台風情報】台風10号発生!来週前半は西日本に接近のおそれ!気になる進路は?

今日明け方に台風10号が発生!

ひまわり衛星画像(2024年8月22日14時00分)
8月22日3時に台風10号がマリアナ諸島近海で発生しました。台風は12時時点で、マリアナ諸島を西北西にゆっくりと進んでいます。台風の名前は「サンサン」で意味は少女の名前です。そらくらでは、台風の知識をまとめていますので、用語を確認しておきましょう。

台風は来週前半に接近・上陸か 関東や北陸も暴風の可能性

台風10号進路図

このあとは、太平洋高気圧の縁を沿うように、次第に進路を北寄りに変えながら、26日(月)には暴風域を伴い、強い勢力で日本の南海上に達するでしょう。5日後27日(火)の予報円はまだ大きく、その後の進路は定まっていませんが、その後も強い勢力を維持しながら来週27日(火)頃には、九州から東海地方に接近し、上陸するおそれがあります。

予報円とは「台風の中心が70%の確立で入ると予想される領域」となっています。今回の台風10号は、予報円の西側の進路をとれば、九州や四国、中国地方に接近、東側の進路をとると近畿や東海地方に接近し、関東や北陸も一部台風の暴風域に入ります。比較的コンパクトな台風のため、接近すると急激に雨や風が強まる可能性がありますので、今後も最新の情報に注意が必要です。

台風から離れていても大雨のおそれ

防災1

台風からの暖かく湿った空気が流れ込む影響で、台風の接近前から関東から九州ではゲリラ雷雨が発生しやすくなりそうです。
また、24日(土)から25日(日)頃は、東北から九州に前線が停滞し、大雨となる可能性があります。台風の進路や大きさによっては、風も強まり、荒れた天気になるおそれがあります。最新の情報で確認するとともに、早めの備えを行ないましょう。ご家族で非常用持ち出し袋はチェックリストを参考に中身を見直し、ハザードマップでは避難所へのルートを確認するなど、対策を検討してください。

<そらくらの関連ページ>
・「もしも」に備えるため大雨の用語を確認
https://sorakura.jp/moshimo-bousai/

・雨の降り方の強さと体感について気象予報士が解説
https://sorakura.jp/20230518201/

・風の強さと体感についても気象予報士が解説
https://sorakura.jp/20230926201/