この先の気温傾向を確認
この先は、全国的に気温のアップダウンが激しくなりそうです。
16日(土)頃までは東北から沖縄で広く平年を上回る暖かさになるでしょう。これは、低気圧に向かって暖かい空気が流れ込むことが理由で、低気圧が通過した後は、冬型が強まり、今シーズン最強の寒波が襲来しそうです。
東京の気温に注目すると、明後日16日(土)は最高気温が20度と季節外れの上着がいらないような暖かさになりますが、そこから気温はジワジワ下降。寒気の底となる19日(火)と21日(木)は日中も10度に届かず、真冬の寒さが予想されています。また、広島は20日(水)・21日(木)は今シーズン初めての氷点下の冷え込みとなるでしょう。
太平洋側のち日本海側で大雪?
来週中頃は、本州付近を低気圧が通過するでしょう。この低気圧のコースはまだ定まっておらず、日本海を北上する可能性もありますが、本州の南を通過する、いわゆる「南岸低気圧」となるおそれがあります。この南岸低気圧は、雪に不慣れな太平洋側で大雪をもたらす天気図パターンとなります。コースや寒気の流れ込み方、雨の降り出しの時間帯によっては、関東を含む太平洋側で積雪となる可能性も否定できません。
また、低気圧が通過したあとは、冬型が強まり、日本海側で雪雲の線状降水帯「JPCZ(日本海寒気団収束帯)」の影響で、ドカ雪となる可能性もあります。最新の情報はそらくらでご確認ください。
週末のうちに行なっておきたい対策をチェック
来週は寒さと太平洋側で雪が、日本海側でドカ雪が予想されますが、この週末はどのような対策を行ったら良いでしょうか?
①寒さ対策
今週は暖かな日も多かったですが、いきなり寒くなりますので、防寒の用意を行っておきましょう。特に、ダウンコートはシーズン初めて着る方も多いかと思います。
こちらのコラムを参考にダウンコートおすすめの気温を確認し、クローゼットの取り出しやすい位置に移動しておきましょう。
②雪対策
この週末は、まず車で外出を予定している方は、タイヤチェーンやスタッドレスタイヤを確認しましょう。すぐに用意できないという方は、別の交通手段で移動することも検討してください。また、食料は普段食べるものを多めに買い置きしておく「ローリングストック」もおすすめです。この時期は停電に備えて、使い捨てカイロやガスボンベの備蓄も確認してみましょう。
年の瀬が迫っていますが、体調を崩さないように、また、雪の対策も行なって、万全な状態で週明けを迎えましょう!