【秋の味覚】秋なす!栄養や夏なすとの違いは?簡単なすの揚げ浸しレシピも紹介!

8月31日が野菜の日

今日8月31日は、「や(8)さ(3)い(1)の日」です。野菜の良さを見直してもらうために、全国青果物商業協同組合連合会(全青連)などの9団体が、1983年に制定しました。
夏の終わりの時期を迎え、秋の兆しが感じられる頃となりましたが、
秋といえば、「食欲の秋!!」
そろそろ秋野菜が楽しめる時期になりますね。秋野菜は、夏野菜に比べて水分量が少なく、味の濃さや甘味を楽しめます。秋野菜の代表的なものに、芋類や栗、にんじんなどの根菜、きのこなどがあります。
今日は秋野菜の中でも、魅力たっぷりの「秋なす」についてお話ししたいと思います!

秋なすとは?夏なすとの違いは?

なすは夏に一度収穫され、秋に再び実ります。その収穫時期によって呼び名が違い、6月ごろからの昇温期に収穫されたものを「夏なす」、9月ごろからの降温期に収穫されたものを「秋なす」と言います。

夏なすは、夏の強い日光を浴びて成長するため、皮が厚く、実がぎっしり詰まっていて食べ応えがあるのが特徴です。煮崩れがしにくいため、煮物やスープ、麻婆茄子などの料理に適しています。

一方、秋なすは、朝晩と日中の寒暖差があり、夏ほど強くない日光で育つため、皮が柔らかく甘みがあり、みずみずしいのが特徴です。炒め物や天ぷら、揚げ浸し、焼きなすなどの料理に適していて、素材の味をより楽しめます。

なすは美容にも効果的

なすは美容にも効果的です。皮の紫色はポリフェノールの一種であるナスニンによるもので、抗酸化作用があります。アンチエイジングや眼精疲労の改善にも効果的です。
また、食物繊維が豊富で、腸内環境を整えたり、生活習慣病の予防にもなります。

「秋なすは嫁に食わすな」ということわざがありますが、これは大事な嫁の体を気遣う意味だと言われています。なすには水分が90%以上含まれていて、体を冷やす作用があるためです。暑い夏や残暑の厳しい秋になすを食べることで、体の熱を放出することができます。

おすすめの簡単秋なすレシピ

9月9日、19日、29日を「三九日(みくにち・さんくにち)」といい、これらの日になすを食べると中風(発熱や頭痛など)にならないと言われます。
詳しくはこちらの記事へ

これから迎える秋なすの旬を前に、おすすめのなすレシピを2つ、ご紹介します!

【なすの揚げ浸し】

〜材料〜 (なす10本分)
・なす10本
★醤油150cc
★酢 100cc
★砂糖 大さじ1
★(にんにく 大さじ1)
★しょうが 大さじ1
★豆板醤 小さじ1.5
★長ねぎ(みじん切り)

〜手順〜
①なすは3〜4等分に輪切りにして、水であくぬきしてから水気をふき取り、180℃で揚げる。(皮がしなっとするまで)
②★を混ぜたものに①で揚げたなすを漬け込む冷蔵庫で保存すれば3〜4日ほど日持ちします。
簡単で作り置きのおかずにもなるため、筆者はいつも10本分ぐらい作っています。茹でた小松菜やささみ、鮭(一口大にして小麦粉をまぶし、揚げたもの)などを一緒に漬けるのもオススメです!

【なすのはさみ揚げ】

〜材料〜 (3人分)
・なす6本
★合い挽き肉 300g
★たまねぎ 1/2(みじん切り)
★塩こしょう 少々
★たまご 1個
・薄力粉
・パン粉(細目)
・たまご
・お好みのソース(ウスターソースやオーロラソース、レモンなど)


〜手順〜
①★を混ぜ、たねを作る
②なすのへた部分を切り、皮を縞模様に剥き、しばらく水に浸ける。縦に半分に切って二つにし、それぞれ切った面を下にして、水平に切り込みを入れる。
③水分を拭いたら薄力粉をナスの表面や切り込みを入れた中までつけ①で作ったたねを挟み、溶き卵→パン粉の順番でつける。
④パン粉がきつね色になるまで180℃で揚げるオーロラソース(マヨネーズ、ケチャップ、ウスターソースを混ぜたもの)やレモン、中濃ソースなどをつけてお召し上がりください!

いかがでしたか。今年の秋は、ぜひ秋なすを楽しみましょう!

【参考資料】
文部科学省:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_00001.html