台風が次々と発生!気になる進路は?
昨日8月24日(木)の午後にフィリピンの南の海上で台風9号が、そして今日8月25日(金)午前中に南鳥島近海で台風10号が、相次いで発生しました。
いずれも8月25日(金)午前9時時点の最新の見通しを気象予報士が解説します!
【台風10号】
先に本州付近に影響があるのは後に発生した台風10号です。北よりに進み、28日(月)頃に日本の東海上に近づく可能性があります。いまのところ、台風の直接の影響はない予想ではありますが、予報円の西側を通ると、雨や風の影響が大きくなる可能性があります。最新の情報で確認をしてください。
【台風9号】
上空の風の弱いエリアで発生したため、しばらくフィリピンの近海でほとんど停滞するでしょう。海面水温が高く、台風は発達傾向で、来週30日(水)には非常に強い勢力で沖縄の南の海上に達しそうです。そのあとの進路は定まっていないため、こちらも最新情報で確認をしましょう。
台風が遠くに離れていても「高波」や「高潮」に注意が必要!
台風が遠く離れていても、海上には最初に高波や高潮から影響が出始めます。
台風によって発生した高波が「うねり」となって日本の沿岸に届くためです。また、月末の8月31日(木)は満月となり、平常時の潮位が年間で最も高い時期となるため、満潮の時間帯は特に潮位が高くなります。
天気がおだやかでも、平常よりも潮位が高いうえ、海上では高波が打ち寄せることがあるためいつも以上に注意が必要です。9月から新学期という方は、夏休み最後の土日で今シーズンの海レジャー納めとなる方もいるかもしれません。
海水浴を楽しむ予定の方は、以下3つを目安に場所を検討してみましょう!
②遊泳区域を示すブイロープが張ってある
③遊泳区域を示す旗(エリアフラッグ)が立てられている
釣りやサーフィン、砂浜遊びなども安全第一で楽しみましょう!
「そらくら」では海水浴で気を付けたいことを、こちらのコラムでまとめています。
来週9月1日は防災の日!「マイタイムライン」を作ってみよう
台風が日本近海で発生し、翌日には接近するというケースも考えられます。台風の接近予想が発表される前に、この土日のうちに、いざというときに慌てないためにも、「マイタイムライン」を作成してみましょう。
「警戒レベルと防災気象情報」をもとに、ご家族でどのタイミングで避難を始めるか、避難をする場合どこが避難所になるのかなど、いま一度確認してみましょう。ご高齢の方やお子さまがいるご家庭では、時間に余裕を持った避難を計画する必要があります。最近では、自治体によってはパンフレットやリーフレットを無料でダウンロードでき、計画を立てやすくなっていますので、この機会に話し合ってみましょう!
<参考>
海上保安庁「海で遊ぶときの注意」
https://www6.kaiho.mlit.go.jp/watersafety/swimming/02_attention/