今週中頃は日本海側で再び大雨のおそれ
梅雨前線の影響で、今週中頃は全国的に雨が降るでしょう。
秋田県では、記録的な大雨で中心地も浸水被害が発生していて、普段災害の起きない地域でもリスクの高い状態が続いています。16日(日)いっぱい大雨に厳重警戒をし、日本海から雨雲の流れ込みやすい状況が続くため、今週中頃にかけては北・東日本日本海側では雨の降り方に警戒・注意が必要です。
東北北部は安全な場所に避難をする判断を
東北や北陸では、くもり空の日が多く、東北北部は19日(水)頃にかけて雨が降りやすいでしょう。19日(水)頃は梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、降水量の多くなるおそれがあります。大雨となる危険度が高いため、災害に引き続き警戒をし、崖や川の近くにお住いの方は、明るいうちに安全な場所に避難するなどの判断を行なってください。
北海道や関東甲信は晴れ間の出る日が多いですが、20日(木)は関東甲信で傘の出番となるでしょう。
関東の猛烈な暑さは続き、海の日の17日(月)は東京都心で37度と、体温を超える暑さが予想されています。19日(水)以降は蒸し暑い状態が続きますが、最高気温は、北日本で28度ぐらい、北陸と関東甲信は30度前後になるでしょう。
東海は週前半に危険な暑さ!
東海と西日本は、梅雨が明けたような夏空となっていますが、この晴天は18日(火)頃まで続きそうです。19日(水)から20日(木)は前線の影響で、いったん雨が降るでしょう。週末は雲が多めながら再び晴れ間が出そうです。
沖縄・奄美は海の日の17日(月)にかけて雨が予想されていますが、18日(火)以降は晴れるでしょう。
夏の空気を持つ高気圧の勢力が強まっているため18日(火)にかけては東海から九州の広い範囲で猛暑日となり、18日(火)は名古屋で38度と予想されています。今週前半は危険な暑さの一つのピークとなりますので、できる限りの対策を行ないましょう。
また、大雨の被害が発生した地域で復旧作業を予定している方もいらっしゃると思いますが、暑さが続きますので、決して無理はせず、複数人で声を掛け合いながら行なってください。
夏休み前に熱中症対策をいま一度チェック
東・西日本では梅雨明け前にも関わらず、連日30度以上の真夏日となるなど、熱中症リスクの高い状態が続いています。例年、梅雨明けを迎えるこれから7月下旬~8月上旬は年間で最も熱中症の発生件数が高く、夏休みに入るお子さまは、対策を万全にしておきたいところです。
連休中や連休明けは特に関東や東海で危険な暑さが予想されますので、そらくらで天気予報を確認しながら、対策を参考にし、夏休みを楽しみましょう!
①渋滞中の車内もこまめな水分補給を
のどが渇く前の水分補給が大切となります。一度に大量に水分補給をしても体内に吸収されにくいため、1時間に1度など時間を決めて、少しずつ飲むように意識しましょう。
3連休中ということもあり、渋滞中の車内では、トイレを我慢するために水分を控えがちですが、同乗者の方だけではなく、ドライバーもミネラルを含む麦茶などで水分補給をしてください。
②首や太ももを冷やす
屋外レジャーを予定されている方も多いと思いますが、海やプールなどの水場も熱中症の危険が高まります。身体の深部体温を冷やすために、太い血管のある首や太ももにタオルを巻いた保冷剤などをあてて、冷やすことも検討しましょう。
③昼間の長時間の外出は控えて
気象庁と環境省が注意を呼び掛ける「熱中症警戒アラート」が発表される自治体は、特に熱中症の危険が高まっています。徒歩や自転車で長い時間の移動は危険を伴いますので、買い物は朝晩の比較的涼しい時間にするなど、少しでもリスクを下げる工夫をしましょう。