九州北部は崖や川など危険な場所に近づかないで
梅雨前線や接近する低気圧の影響で、北日本と東・西日本日本海側は、雨となり、局地的に激しい雨が降るでしょう。活発な雨雲が停滞すると、雨の量が多くなる可能性があります。
予想される雨の降る量は、いずれも多い所で以下の通りです。
<11日夕方までの24時間>
▼関東甲信 100ミリ
▼北海道と東北 80ミリ
▼中国地方と九州北部 60ミリ
記録的な大雨となった九州北部では、引き続き、土壌の水分の多い状態が続き、河川が時間をかけて下流に流れ込み、川の増水・氾濫する危険があります。大雨による災害は、小降りの雨や雨の止んだタイミングでも発生するおそれがありますので、危険のある場所には絶対に近づかないようにしてください。
東・西日本の太平洋側は晴れ間が出ますが、気温の上がる午後は、天気が急変して、激しい雨や雷雨になる所がありそうです。天気の急変に注意し、お出かけの際は雨雲レーダー で目的地の雨の様子も確認しましょう。
全国的に外出は傘の用意を
北日本と東・西日本日本海側では外出に傘が必要でしょう。
東・西日本太平洋側は折り畳みの傘を用意し、天気急変のサインに気付いたら、安全な建物で雨宿りをしてください。
関東内陸部や東海で体温を上回る暑さに
<最低気温>
北海道が20度前後、東北で23度ぐらいと、朝から蒸し暑いでしょう。
関東から沖縄は25度前後で、広く熱帯夜になりそうです。就寝中も熱中症に注意が必要です。
<最高気温>
全国的に30度ぐらいまで上がり、東北南部や関東甲信、東海のいずれも内陸部では猛暑日となって、前橋と熊谷で37度、東京都心や甲府、静岡は36度の予想です。
体温を上回る危険な暑さとなり、関東・北陸から沖縄の広い範囲で「熱中症警戒アラート」が発表されています。暑い時間帯の外出は極力控え、危険な暑さで身体には大きな負担がかかっていますので、冷房を上手に利用してください。
そのほか熱中症対策は、こちらのコラム で確認しましょう!