2月は、天気も身体も春への移行期間。変化の大きい時期なので、洋服選びの際に役立つ天気予報の活用ポイントをご紹介します。
2月の天気の特徴
1月と同様、等圧線が縦じまの冬型の気圧配置が現れやすく、日本海側は雪や雨、太平洋側は晴れの天気が多くなります。一方で、発達した低気圧によって「春一番」という南寄りの強風が吹き込むと、春本番を思わせる程気温が上がり、気温変化が大きいという特徴があります。
一日の気温差が大きい日、このコラムでは、最高気温と最低気温の差が8℃以上あった日として、全国主要都市の過去3年分のデータを調べて見ました。
東京や名古屋・広島は、朝晩の気温差が大きくなりやすいという事がわかります。札幌や新潟は、春本番へ向けて気温差の大きい日が現れやすいんですね。一方、冬でもあまり気温が下がらない那覇では、気温変化が小さいようです。
身体も春仕様へチェンジ
気温がグッと上がると、知らず知らずのうちに私たちの身体は「春が来た!」と感じ取り、春モードへ切り替えを始めます。冬の間は寒さに敏感に反応していましたが、気温の上昇に敏感になるんです。
例えば、食べ物の変化。これまでは、温かい鍋物やシチューなどこってりした味付けのメニューを作ったり、食べたりしていたと思いますが、気温が急上昇した後は、冷たい食べ物・飲み物を摂り始めるようになります。
この気温上昇のタイミングは、コンビニなどで「冷やし中華」が店頭に並ぶ目安ともされています。我が家では、たくさん遊んで帰ってきた時などに、子供たちがアイスクリームを欲しがるようになります。
また、気温の上昇をきっかけに、洋服も明るい色のコーディネートを好んだり、日焼け止めの使用や、化粧水などスキンケア用品も美白ケア・さっぱり系に変えたりと、春仕様へ移行し始めるようになります。
天気予報を活用して服装のコーデをしよう!
気温の変化で体調を崩さないよう、洋服選びの際に役立つ天気予報の活用ポイントを紹介します。
①天気マーク
くもりや雨・雪マークの場合は、予想気温より寒く、晴れマークでは、暖かく感じられる場合があります。
②風速
風が強い程、体感気温が下がってしまいます。強風が予想されている日は、帽子やマフラーなど小物を活用し、強風で身体の熱が逃げない工夫を。ベビーカーや抱っこ紐でのお出かけには、風よけのおくるみやケープを忘れずに。
③予想気温
気温を確認する場合は、帰宅時間によって最高気温を見るのか、最低気温を見るのかが変わってきます。日中の時間帯の場合は当日の最高気温を、日が暮れてからの場合は、翌日の最低気温を確認し、ガクッと下がる日は、厚手のアウターを持ってお出かけ下さい。
気温変化の大きいこの時期は、脱ぎ着がしやすいようカーディガンやジャケットなどのコーディネートがおススメです。また、子供、特に乳児~小学校低学年までは、暑い・寒いといった体感を上手に伝えられない、かつ体温の調節機能が未熟のため、顔色や汗をたくさんかいていないかなど、こまめに確認しましょう。
出典:気象庁 過去の気象データ