年末の大掃除、みなさんはいつ頃から始めていますか?
12月13日は、「すす払い」です。すす払いとは、神社仏閣で行われる行事のひとつで、新年を迎えるにあたり、年内に家のすすや塵を払って掃除することを言います。一般家庭でも、年末に向けてこの日から大掃除を始めると良いと言われています。
大掃除は、晴れる日に全て済ませる方が良いと思っていませんか?実は、そうとも限りません。晴天の日・雨の日のそれぞれに適した掃除場所があります。そこで、今回は、天気別におすすめの掃除とポイントを紹介します。
晴れる日にオススメのお掃除
カラッとした晴天の日は、水分が乾きやすいのがポイントです。拭き掃除や普段あまり洗わない大きな物の洗濯、キッチンやお風呂場などの水回りなどを中心に行うと良いでしょう。
・布団やカーテン
布団やカーテンなど、大きなものを洗濯する際は、湿度が低く、晴れの天気の日が良いでしょう。カーテンは普段洗う機会が少ないため、年末のこの機会に、天気予報をチェックして洗濯するのがオススメです。
洗濯したカーテンは、一般的に、フックに吊るしてカーテンレールで干すことが出来ます。生乾きになってしまわないよう、晴れる時間が長い日の午前中から取り掛かりましょう。また、カーテンを干す際は、できれば窓を開け、風通しを良くすると乾きやすくなります。
・クローゼットや靴箱
一日身につけた靴や衣類が置いてある靴箱やクローゼットは湿気が溜まりやすく、カビの発生しやすい場所です。冬晴れの日に空気を入れ替えながら掃除を行いましょう。
・水回りのカビ掃除
カビはジメジメとした環境を好み乾燥に弱いため、お風呂場やキッチン周りなどの水回りの掃除やカビ対策は、晴天の日に換気をしながら行うと効果が高まります。
雨の日にオススメのお掃除
ジメジメとした雨の日は掃除に適さないと思いがちですが、湿度が高いので、ほこりが舞い上がりにくく、汚れが落ちやすい特徴があります。この特徴を活かして、掃除機がけや掃き掃除、窓などの汚れ落としを行うと効率的です。
・バルコニーや玄関などの掃き掃除
雨の降る日は、バルコニーのお掃除チャンスです!手すりや柵などの汚れをさっと拭き、床のほうきがけを行いましょう。晴れる日に比べてほこりや塵の舞い上がりを抑えることができます。同様に、玄関の掃き掃除も湿気のある日に行った方が、家の中にハウスダストが舞い込むのを防ぎやすいでしょう。
・掃除機がけ
雨の降るようなときは、掃除機をかけるのもオススメです。ほこりや塵が舞い上がりにくく、掃除しやすくなります。ただ、掃除後に窓を開けて換気を行う際、雨が家の中に入ってしまう場合は、開ける時間を短くする、換気扇をつけて空気を入れ替える、空気清浄機を併用するなどして対応しましょう。
・網戸や窓ガラス
網戸は、強めの雨が予想されている日に行うのがオススメです。取り外して雨がよく当たる場所に立てかけておくと、雨が汚れを洗い流してくれます。
また、窓ガラスの拭き掃除は、湿気の多い日に行った方が、水分で汚れが浮き上がりやすく、より効率的に落とすことができます。
いかがでしたか?
大掃除の際は、事前に天気予報をチェックし、天気を味方につけて、掃除を効率的に行うことをオススメします。
一年間の汚れをお掃除して、すっきりとした気持ちで新年を迎えましょう!