10月といえば秋の遠足シーズン!季節の観点から秋の遠足の服装と注意ポイントを紹介します!
秋の遠足の服装&注意ポイント
- 長袖、長ズボンで虫刺されをガード
- つばの広い帽子で紫外線対策を
- 日焼け止めは2~3時間おきに塗り直し、虫よけ剤は使用制限に従って
- 気温に応じた服装とこまめな水分補給を
秋はまだまだ蚊が元気な季節
暑さが落ち着いてくるとはいえ、遠足は自然の多い場所に行くことが多いため蚊はまだいます。蚊は夏に多い印象があるかと思いますが、 日本でなじみのあるヒトスジシマカ(ヤブ蚊)は20~30℃の気温を好み、昼から夕方にかけて吸血します。
こどもは蚊に刺されやすい?
こどもは、おとなに比べて体温が高く、活発に動きまわって汗をかくため、蚊にさされやすいです。蚊にさされないようにするためには、露出を少なくし、長袖、長ズボン、靴下の着用、帽子を被る、虫よけ剤を使うなどが大切です。小さなこどもが虫よけ剤を使う際は、成分によっては 使用回数が制限されているため、使える年齢や回数を確認しましょう。塗りむらに注意して、おとなが虫よけ剤を自分の手にとってから塗ってあげてください。虫よけシールや虫よけリングもうまく活用するとよいでしょう。
蚊に刺されてしまったときの対処法
万が一、刺されてしまった場合は、刺された部分を清潔にして、なるべく早く虫さされの薬を塗ってください。 早いほど効果があります。たたいたり、かきむしったりすることは逆効果です。特に小さなこどもは反応が強く現れ、パンパンに腫れ上がったり、かきこわして「とびひ」 になったりしやすいです。症状が激しく出るようであれば、皮膚科を受診しましょう。
うっかり日焼けに注意
秋も紫外線に油断できません。紫外線の強さの指標であるUVインデックスによると、関東から西日本を中心に3~5となっています。これは「中程度」のランクで、場合によっては日焼けの対策をしたほうがいい強さです。長時間外で過ごす遠足は、何も対策をしないと、うっかり日焼けをしてしまいます。紫外線対策として、長袖・長ズボンの着用のほか、つばの広い帽子で顔全体と焼けやすい首の後ろをガードするといいでしょう。日焼け止めを塗る際は、汗で流れてしまいがちなので、2~3時間おき に塗りなおしましょう。また、なかには虫よけ効果と日焼け止め効果がともにあるアイテムもありますが、虫よけ剤と日焼け止めを両方塗る場合は、先に日焼け止め、その後に虫よけ剤の順番で塗るのがおすすめです。
10月も熱中症に警戒・厳重警戒!
東日本では10月上旬まで、西日本では10月中旬まで、暑さ指数の警戒や厳重警戒のランクがつき熱中症のしっかりとした対策が必要です。こども(幼児)は特に汗をかく機能が未発達なため、身体に熱がこもりやすいです。また、身長の低いこどもは、地面がアスファルトの場合に、照り返しも受けおとな以上に暑さを感じやすいです。 こどもは遊びに夢中になってしまい、身体に異変が起こっていても気づかないことも多いため、 周囲のおとなが気にかける必要があります。気温の上がる日は通気性のいい涼しい服を着せるようにしましょう。本人が喉が渇いたと思ったときには、すでに身体の水分が失われています。喉が渇く前に少しずつ水分や塩分を補給させましょう。
<引用・参考>
蚊を知る https://www.earth.jp/gaichu/knowledge/ka/
アース製薬
熱中症リスクカレンダー https://www.wbgt.env.go.jp/doc_trendcal.php
環境省
熱中症 http://www.ncchd.go.jp/hospital/sickness/children/heatstroke.html
国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
日最大UVインデックス(解析値)の月別累年平均値グラフ
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_norm56.html
気象庁