今年は残暑が厳しく、日中はまだ半袖の出番がありそうですが、朝晩は涼しくなり、そろそろ衣替えが頭をよぎる時期です。衣替えの日を前に、衣替えの時期や適した天気、収納前の洗濯のコツや収納方法を紹介します。
衣替えの意味は?いつ行うの?
衣替えとは、季節が移り変わり、それまで着ていた衣服を新しく訪れた季節に合ったものに着替えることです。日本の多くの地域では、6月1日と10月1日が衣替えの日で、2週間から1か月程の移行期間が設けられます。このタイミングで、学校などの制服は夏服から冬服へ、冬服から夏服へと変更されます。
10月1日であれば、本来は夏服から秋・冬服への衣替えが行なわれますが、今年のように残暑の厳しい年は、日中はまだ半袖や五分袖などが活躍します。朝晩が冷える場合は、ストールなどで調整するのがよいでしょう。
最高気温が20℃を下回るようになると、パーカーやカーディガンなどの軽い羽織物が欲しくなります。この先の天気予報をみて、最高気温が20℃を下回る日が増えてきたら、秋服へと移行するのがよいでしょう。
衣替えのポイント
① 衣替えに適した天気
衣替えは、湿度が低く、よく晴れた日の昼前後に行うのが最適だといわれています。衣服の収納にとって「湿気」はカビの原因となるため、雨の日は避けましょう。また、夏の高気圧(太平洋高気圧)は暖かく湿った空気をもたらしますが、この先秋の移動性高気圧に覆われるようになると、カラッと晴れる日が多くなり、衣替えに最適です。
② 衣替え前の洗濯方法
ちゃんと洗濯してからタンスにしまったはずなのに、次のシーズンに出してみたら、お気に入りの服に黄ばみ・汗じみが付いていた経験はありませんか?素肌に直接触れる夏物は皮脂がつきやすく、中には頑固なものもあります。皮脂汚れを落とすには、酸素系漂白剤や重曹が効果的です。それでも落ちない汚れや、自宅で洗濯できない衣服はプロにお任せするのがよいでしょう。今日9月29日は、クリーニング=929の語呂合わせからクリーニングの日で、割引キャンペーンを行っているクリーニング店もあるみたいですよ。
③ いらなくなった洋服は断捨離を!
洗濯やクリーニングをして収納したものの、翌シーズンになったら着なかったなんてことはよくありますよね。衣替えは断捨離のよい機会です。デザインやサイズを考慮して、着ない衣服はアプリやお店でリサイクルをしたり、傷んだものは分別してゴミに出したりしましょう。
④ 収納の際は「乾燥」と「防虫」が大事
収納前に念入りに汚れを落としたり、しっかり乾燥させても、長期間保管するうちに、カビが発生したり、虫に食われてしまったりすることもあります。収納の際には、防虫剤と乾燥剤を一緒に入れておくとよいでしょう。異なる種類の防虫剤を併用すると、化学反応の起こる可能性があり、大切な衣服が傷んでしまいますので、避けてください。