【2024年夏フェス特集】野外音楽フェスの熱中症対策

野外音楽フェスの熱中症対策

会場に着くまでのポイント

① 前日は十分に睡眠をとる

身体に疲れが溜まっている方ほど、熱中症のリスクは高まります。前日はゆっくり湯舟につかり、十分な睡眠をとりましょう。

② 朝ごはんを食べる

朝ごはんは熱中症の予防に重要で、おすすめはお米とお味噌汁です。お味噌汁は水分と塩分、ミネラル類を補うことができます。普段から習慣にすることがベストですが、フェス当日は必ず食べてほしいです!

③ 移動中も水分をとる

外を歩いている時だけではなく、移動中の車内でも熱中症の可能性があります。渋滞に巻き込まれたりすると、水分をとらなくなってしまう方もいますが、屋外にいるときと同様に水分はこまめにとってください。

会場内でのポイント

① 適宜休憩をとる

見たいステージは多々あるかもしれませんが、無理のないスケジュールを組んで、適宜休憩を挟みましょう。日陰や屋根のある場所がおすすめです。

② 喉が渇く前に水分をとる

水分は一度に大量に補給をしても体内に吸収されにくいため、30分に1度など時間を決めて、少しずつ飲むように意識しましょう。汗をかいた場合は、塩分も同時にとれるスポーツドリンクがおすすすめです。フェスの会場内ではビールなどのアルコールを飲まれる方も多いかと思いますが、アルコールは利尿作用があるため水分補給には適さず、飲酒による脱水症で熱中症になることもあります。天気や体調をみながら量を調整し、アルコール以外の水分もとるようにしてください。

③ 塩分や栄養もとる

水分だけではなく塩分もとる必要があるため、汗をかいたら塩飴をなめたり、塩分を補給する食べ物をとりましょう。食事からも水分をとることができ、豚肉などに多く含まれるビタミンB群は熱中症予防だけでなく回復にも効果があります。

④ 首や太ももを冷やす

身体の深部体温を冷やすためには、太い血管のある首や太ももに、冷感タオルや冷たいペットボトルなどをあてて、冷やすことが有効です。また、つば付きの帽子やタオルなどを使って、首を直射日光から守ることも熱中症対策に繋がります。

⑤ 暑い時間は屋内に移動する、または日陰を利用する

暑い時間は、屋内のステージや屋根のあるスペースへの移動を検討しましょう。どうしても屋外のステージに見たいアーティストがいる場合は、移動中や待機中だけでも、できるだけ日陰を利用してください。

体調に異変を感じた場合の処置

めまいや立ちくらみ、頭痛、吐き気など、熱中症かもしれないなと思う症状に気づいたら、すぐに日陰で休みましょう。自分で水分をとれなくなったり、けいれんなどの症状が現れた場合は病院へ行ってください。万が一、意識がない場合は速やかに救急車を呼びましょう。熱中症応急処置

※環境省「熱中症予防情報サイト」より画像引用