秋雨シーズンも終盤に近づきつつありますが、東京都心の日照時間は10月としては、記録的な短さになる可能性があります。この先の見通しについて気象予報士が解説していきます。
10月の日照時間が最も少なくなる可能性!
10月は秋雨前線が停滞しやすく、すっきりと晴れる日が少なくなりました。昨日26日(日)までに観測された10月の日照時間は56.1時間にとどまっています。
1890年から130年以上続く東京都心のアメダスでは、10月としては1961年が最も少なく67.3時間のため、このまま晴れる日が少ないと、この記録を更新する可能性もあります。
次の土日に降水が観測されれば都心は8週連続!今週前半は貴重な日差し

関東甲信の週間天気を確認していきましょう。
今週前半は高気圧に覆われるため、比較的日差しが出るでしょう。ただ、週末は低気圧や前線の影響で、まとまった雨となり、11月のはじまる1日(土)は雨の時間が長くなりそうです。都心は9月中旬以降、土日のどちらかに0.5mm以上の降水を観測していて、今週も雨なら8週連続となるでしょう。
今週前半や今週末から始まる三連休後半の日差しを有効に使い、衣替えや部屋の空気の入れ替え、ストーブ・加湿器の準備など冬支度を進めてください。
11月にかけて日差し少なめ

さらに先週23日(木)に発表された最新の1か月予報によると、東日本太平洋側から九州南部は、日照時間が平年並みか、平年に比べて少なくなる予想です。沖縄・奄美も平年に比べて晴れる日が少なく、日照時間は平年より少なくなるでしょう。
この先も、そらくらで最新の天気予報を確認しながら、衣替えや冬支度を計画的に進めてください。