暑いかと思ったら雨が降って肌寒く、服装選びに迷う時期ですね。今週は秋雨前線が停滞しやすく、すっきりしない天気が続き、土日の雨を境に来週の気温傾向は大きく変わりそうです。気象予報士が気温や北海道の雪について解説していきます。
西日本の暑さは解消!衣替え急いで
札幌は最高気温が17度ぐらいの日が多いものの、週明け20日(月)以降は、昼間も10度を少し超える程度にとどまりそうです。厚手のコートがあると安心でしょう。
仙台や東京は、今週25度ぐらいの日が多く、半袖でも過ごせますが、週明け20日(月)以降は20度に届かない日も出てきて、本格的に秋物のコートなどが必要になりそうです。
名古屋から福岡では、最高気温が30度近い日があり、季節外れの暑さとなっていますが、土日が気温の変わり目となりそうです。雨のあとはグッと気温が下がり、日中も25度に届かないでしょう。半袖シャツだけのお出かけではヒンヤリと感じられそうです。カーディガンやジャケットなど羽織る物をご用意ください。
なぜ気温変化が大きい?理由は『秋雨前線』
気温変化が大きい理由は『秋雨前線』にあります。
秋雨前線の南側には晴れれば最高気温が25度になるような暖かな空気がある一方、前線の北側は冷たい空気が控えています。19日(日) 以降は山地で雪の降る目安の寒気(上空1500m付近で0度以下)が東北付近まで南下。本州の山地では紅葉が見頃を迎えつつある場所もありますが、土日に登山を予定されている方は安全な計画を立てましょう。
北海道の旭川は早くも初雪の可能性?雪道に備えて
特に北海道には強い寒気が流れ込み、19日(日)以降は山間部を中心に積雪が予想され、特に旭川は気温の低い時間帯に雪の混じる可能性があります。雪が降れば『初雪』の可能性も高く、時間帯によっては雪の積もる可能性があります。
峠道を通る方は、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンをつけ、早めに雪道へ備えてください。